Nintendo Switch 2のゲームカード用ROM大手が撤退へ。ゲームキーカード増加の見通し

Nintendo Switch 2のゲームカード用ROM大手が撤退へ。ゲームキーカード増加の見通し

Nintendo SwitchやNintendo Switch 2のゲームカード向けROMを主に供給してきた台湾のMacronixがROM事業から撤退し、新製品も出さない方針を明らかにしました。ただ、ゲームカードはほかのメーカーも作っているため、すぐになくなるわけではないものの、これを機にゲームキーカードで出るタイトルやダウンロード版だけで出るタイトルが増えていく見通しです。

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Nintendo Switch 2のゲームカード用ROMを作るMacronixが撤退へ。ROMの売上公表は7〜9月期が最後

台湾のメモリメーカーMacronixは、10月27日の決算説明会でROM事業から段階的に撤退し、ROMの新製品は今後出さないと表明しました。撤退対象となるROMは、初代Nintendo SwitchとNintendo Switch 2のゲームカードに搭載され、ゲームのデータが書き込まれるメモリで、Macronixは任天堂にとってその主要な供給元とされています。

Macronixが撤退を決めたのは、限られた生産能力と開発資源をNORフラッシュとeMMCに振り向けるためとのことです。NORフラッシュは、データセンター向けの大容量品の需要が強く、ほかの用途への供給を圧迫するほどになっています。7〜9月期は、ROMの売上が前年同期より39%減って売上全体の5%まで縮んだ一方、NANDフラッシュの売上は前年同期の約8.7倍に伸びて売上全体の47%を占め、NORフラッシュを抜いて最大の事業になっています。Macronixは、今ある生産能力をNORフラッシュとeMMCに回す一方、新たな設備投資はすべてeMMCを含むNANDフラッシュ向けとし、NORフラッシュの生産能力は広げず、ROMにも回さないとしています。

Nintendo Switch 2のゲームカードは当面継続。任天堂のデジタル比率はすでに6割超

アナリストのDavid Gibson氏によると、ゲームカードを作るのはMacronixだけではないため、初代Nintendo SwitchとNintendo Switch 2のゲームカードの供給は当面続くとのことです。ただ、ゲームのデータは入っておらず、ダウンロードの権利だけが入ったゲームキーカードと、ダウンロード版だけで出るタイトルが少しずつ増えていく見通しとしています。

任天堂のソフト売上に占めるデジタルの比率は、大型のパッケージ版タイトルの発売で四半期ごとに上下し、直近1年は46.1〜67.2%と幅がありますが、前年同期と比べると2026年4〜6月期は59.3%から61.5%に上がり、6割を超えています。Nintendo Switch 2では、64GBのゲームカードが2025年12月時点で1枚約16ドル(約2,400円)と高く、メモリ価格の高騰も重なって、サードパーティ製ゲームの多くがすでにゲームキーカードを採用しています。主要な供給元が抜け、残るメーカーもメモリの好況でより利益の出る製品に生産能力を回す状況では、ゲームカードの調達コストは下がりにくく、サードパーティ製の新作ではゲームキーカードかダウンロード版だけで出るタイトルが増えるとみられます。

Nintendo Switch 2でサードパーティ製のゲームを多く遊ぶなら、大容量のMicroSD Expressカードはこれまで以上に欠かせなくなります。そのMicroSD Expressカードも、国内では手ごろな価格帯の製品でも店頭価格がこの3か月で約16%上がり、平均で1万円を超えているため、早めに用意しておいた方が良さそうです。

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この記事を書いた人

Kazukiのアバター Kazuki 編集兼運営者

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、経済などの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。

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