初代Legion GoがBIOS更新後に起動しなくなる問題について、Lenovoの従業員がユーザー側の操作に原因はないと認め、保証が切れた個体も原則として無償修理の対象になるとの見解を示しました。
Lenovoが欧州のラボで文鎮化を再現。試験した3台すべてで同じ症状が発生
初代Legion Go(Legion Go 8APU1)では、配布されていたBIOS「N3CN42WW」を適用した一部の個体が画面が真っ暗のまま起動しなくなるとの報告が7月ごろから出ており、Ryzen Z1 Extreme版とRyzen Z1版の双方で確認されています(Legion Go 2とLegion Go Sは配布対象外です)。しかし、Lenovoは該当BIOSを取り下げたものの救済策は示されないままで、保証が切れた個体にはサービス拠点から4万円近い修理見積りが提示されていました。

その初代Legion Goの文鎮化について、Lenovoフォーラムに投稿した同社の従業員によると、欧州のラボで再現を試みたところ、試験した3台すべてで同じ症状が発生したとのことです。
この結果を受けてLenovoは、今回の不具合はユーザーの操作に原因があるものではないと認め、保証期間内の個体は通常の保証手続きで、保証が切れた個体も原則として無償で修理されるべきだとしています。あわせて、ユーザーには各地域の消費者法を確認するよう案内しています。
ただし、根本原因はまだ特定できておらず、特定の生産ロットで使われた基板上の部品が関与しているのか、あるいは特定の条件が揃った場合に限って発生するのかを調査している段階です。仮に生産ロットの部品が関わっているのであれば、修正版BIOSを配信してもすでに起動しなくなった個体は救えず、対応は修理・交換に限られるとみられます。また、原因が固まっていない以上は修正版BIOSの登場時期も見通せないため、まだ更新していない個体は、再掲載されているN3CN40WW以前に留めておく状況が続きます。
有償見積りを出された個体は、Lenovoの表明を根拠に再度の相談を
無償修理の方針はフォーラム上の回答として示されたもので、全世界共通の修理プログラムや公式サポートからの案内はまだ出ていません。加えてLenovo自身が各地域の消費者法の確認を促していることも踏まえると、国によって対応が異なる可能性があります。ただ、それでもこの問題で有償修理の見積りを提示されていたり、修理を諦めて端末を手元に置いたままにしていたりするユーザーは、Lenovoが無償で修理を受け付ける可能性もあるため、改めてサポートなどに相談する価値がありそうです。


