AppleのiPhone 18 Proが、現行から100ドル高い1,199ドルで投入される可能性が浮上しました。実現した場合、7月に価格改定を終えた日本では現行のiPhone 17 Pro Maxと同じ21万4800円に相当します。
Appleは値上げ幅を抑える方向か。粗利率を削って原価増を一部吸収する可能性
Appleは2026年6月25日にMacやiPad、HomePod、Apple TV、Vision Proの価格を一斉に引き上げましたが、iPhoneとApple Watch、AirPodsはこの時点では対象外のまま残されていました。ただ、Tim Cook氏は6月17日のThe Wall Street Journalのインタビューで、メモリ・ストレージの高騰を「百年に一度の洪水」と表現しており、値上げそのものは避けられないとの認識を示していました。
こうした中、BloombergのMark Gurman氏は最新のニュースレター「Power On」で、iPhoneも他のApple製品と同じメモリ・チップの供給問題に直面しており、値上げは不可避のままだと述べています。Gurman氏によると、AppleはSamsungとGoogleが部品コストの上昇にどう対応するかを注視していますが、両社はすでに最新スマートフォンの価格を約100ドル引き上げています。
仮にAppleが同じ幅を上乗せした場合、iPhone 18 Proの開始価格は1,199ドルとなり、現行のiPhone 17 Proの1,099ドルから約9%の引き上げになるとのことです。
ただ、メモリ逼迫の深刻さからすれば、この値上げ幅はむしろ控えめで、Gurman氏はAppleが増えたコストの一部を自社で吸収する可能性を示唆しています。実際、Appleは7月30日の決算発表で7〜9月期の粗利率が圧迫されると予告済みで、原価増の全額を転嫁しないというApple自身の姿勢から、値上げ幅が100ドル程度にとどまる可能性があります。
日本では21万4800円。現行Pro Maxと同じ価格帯に
日本では7月18日に日本限定で行われた価格改定によりiPhone 17 Pro 256GBが179,800円から194,800円へ引き上げられ、Appleが適用する為替水準も税抜換算で148.7円/ドルから161円/ドルへ切り上がっています。
現行モデルの中ではiPhone 17 Pro Max 256GBが米国で予想されるiPhone 18 Proと同じ1,199ドルのため、この換算水準が9月も変わらなければ、1,199ドルのiPhone 18 Proの日本価格は現行Pro Maxと同じ214,800円から販売される計算になります。この価格は現行iPhone 17 Proの194,800円より2万円高く、7月改定前の179,800円と比べると約19.5%の上昇にあたります。
予測には100ドルから300ドルまで幅があり、日本価格では最大3.3万円の差
一方、iPhone 18 Proを巡っては、GF SecuritiesのアナリストJeff Pu氏の試算で最大300ドルの値上げが見込まれていた経緯があります。こちらはiPhone 17 Pro並みの約47%の粗利率を保つには1,371ドルが必要という計算に基づくもので、250〜300ドルの値上げを同じ161円/ドルで換算すると日本では23.9万〜24.8万円、100ドル説の214,800円とは2.4万〜3.3万円の開きがあります。Appleが粗利率を守りにいくなら250〜300ドル、削って吸収するなら100ドルへ近づきますが、少なくともiPhone 18 Proで価格据え置きとなる見通しはないようです。
iPhone 18シリーズの発表は9月8日または9日に予定されており、週内には日本での販売価格も明らかになりますが、日本では円安も加わっているため、iPhone 18 Proに関しては20万円超からのスタートとなるなど、購入するハードルは非常に高くなっています。


