iPhone 15 Pro Max搭載のカメラセンサーのほとんどはiPhone 14 Pro Maxと同じであることが判明

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iPhone 15 Pro Maxに搭載されているカメラセンサーは5倍とLiDARには変更あり。他はiPhone 14 Pro Maxと同じに

2023年9月22日に発売されたiPhone 15シリーズの内、カメラにはじめて5倍望遠ズームなどが搭載されたiPhone 15 Pro Maxは供給に対して需要が上回る状態が続いており、今時点で予約を入れても最速で11月発送など人気が高いモデルになっています。ただ、このiPhone 15 Pro Maxのセンサー類については5倍の望遠レンズとLiDAR以外にはほとんど前年に発売されたiPhone 14 Pro Maxから変わらない事が明らかになりました。

中国のSNS、Weibo上でiPhone 15 Pro MaxのDump Fileと見られるものから同モデルに搭載されるCMOSセンサーの情報が明らかにされています。

メイン広角望遠LiDARフロント
iPhone 15 Pro MaxIMX803IMX633IMX913IMX591IMX714
iPhone 14 Pro MaxIMX803IMX633IMX713IMX590IMX714
iPhone 13 Pro MaxIMX703IMX722IMX713IMX590IMX514
iPhone 12 Pro MaxIMX603IMX372IMX613IMX590IMX514

この情報によると、メインカメラはIMX803、広角レンズはIMX633、望遠レンズはIMX913、そしてLiDARセンサーはIMX591、そしてフロントカメラはIMX714が搭載されているとのことです。

このCMOSセンサーのすべてはソニー製もを使っているのですが、この内望遠レンズのIMX913とLiDARセンサーのIMX591のみが今回のiPhone 15 Pro Maxで変更されたもので、それ以外のCMOSセンサーについてはiPhone 14 Pro Maxと変わらないCMOSセンサーを使っています。

望遠レンズで新しく搭載されているIMX913はiPhone 14 Proに搭載されていたIMX713に対して変更が加えられていますが、具体的にどのような点が変更されているかはまだ明らかになっていません。もし手を加えるならペリスコープレンズ搭載に伴いセンサーサイズ大型化とかになりますが、Appleがこの点をアピールしていない事から考えると恐らくセンサーサイズはIMX713と同じで、ピクセルサイズも同じ1.0µmと考えられています。

また、LiDARセンサーはiPhone 12 Pro MaxからIMX590が使われていましたが、iPhone 15 Pro MaxからIMX591に変更されています。こちらも詳細な変更点は分かりませんが、Appleが発表会で何も明らかにしていない事を考えると、あまり大きな変更は加えられていないと考えられます。

なお、これだけ見るとiPhone 15 Pro Maxは先代のモデルに対してカメラはほとんど変化点が無いように見えますが、iPhone 15 Proでは被写界深度を記録し、後で焦点調整が可能なポートレートモード機能の追加やPhotonic Engineがすべてのモードで動作、HDRの改善など内蔵されているA17 Proと協調させることで画質を向上させています。そのため、一概にCMOSセンサーの更新有無で評価する事は出来ない点には注意が必要です。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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