サムスンの2nmが日本のスタートアップ企業から初受注を獲得か?

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サムスンの2nmが日本のスタートアップ企業から初受注を獲得か?

サムスンはTSMCにとって唯一のライバルともいえるぐらいの技術力を持ったファウンドリー事業を展開していますが、それでもTSMCの技術力には敵わずAMDやNVIDIA、Qualcommなどと言った大手企業からの注文を獲得するのには苦戦しています。特に次世代の2nmプロセスについてはTSMCが既にAppleから注文を獲得していると言われていますが、サムスンに関してはニュースがありませんでしたが、なんと日本のスタートアップ企業がサムスンの2nmプロセスの注文を獲得した可能性が出てきているようです。

ソース:[단독] 日 AI유니콘 PFN ‘삼성의 2나노’ 택했다 | 서울경제 (sedaily.com)

サムスンの2nmを注文をしたのはPreferred Networks(PFN)と呼ばれる企業で、IoT分野での活用を中心としたディープラーニングの研究開発を行うスタートアップ企業です。設立は2014年と言うことで今年で10年を迎えるなど新しい企業です。

具体的にどのような製品をサムスンの2nmで製造するかは明らかになっていませんが、PFNではディープラーニング専用アクセラレータなどを開発しており、2020年には同社のアクセラレータMN-Coreはスパコンのワットパフォーマンスを競うGreen500で1位を獲得しています。

今回のサムスン2nmファウンドリーでは同様にこのような高効率なディープラーニング向けアクセラレータなどを製造する可能性がありそうです。

ちなみにサムスンの2nmプロセスについては3nmで先行導入されるFinFETの次世代ゲート構造であるGAAを採用すると言われていますが、このGAAについては歩留まりを中心に難航していると言われています。そのため、この3nm GAAプロセスの歩留まりが改善しているのかなど課題もありますが、サムスンにとってPFNとの契約は実績を残す第一歩とも言え、サムスンファウンドリーを検討していると噂されるIntelやNVIDIAなど大口顧客を獲得するキッカケになるかもしれません。

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