Intelが2027年に投入するDDR4対応CPU「Raptor Lake Next」が、デスクトップに続いてノートPC向けにも展開され、最上位に8P+16Eの24コアを備えるCore 9 200HXが用意される見通しです。デスクトップ版が最大20コアでCore 9を持たないのに対し、ノート向けは最上位が残る形となります。
ノート版Raptor Lake NextはHXのみ展開
Raptor Lakeは2022年の第13世代Core、2023年の第14世代としてリフレッシュされたIntel 7ベースのアーキテクチャーで、DDR4が使えるLGA1700向けの新CPUとして2027年上半期に投入されることが報じられていました。今回判明したのはそのノートPC版で、展開されるのはHXシリーズのみで、HやP、Uといった省電力向けは含まれず、デスクトップ級ダイを使うゲーミングノートやモバイルワークステーションが対象となります。
Raptor Lake Next Mobile
HX onlyC9 8+16
C7 8+12
C7 6+8 (up from i5 6+8)No vPro/SIPP support
Jaykihn
リーカーのJaykihn氏によると、これらのSKUはvProやSIPPに非対応で、法人向けプラットフォームではなくコンシューマー・ゲーミング向けの位置づけになるとのことです。生産開始は2027年1月下旬の予定で、ブランドはCore Ultraではなくデスクトップ版と同じCore 200シリーズになるとみられますが、名称はまだ確定していません。
モバイルは3SKU。最上位は8P+16Eの24コア
最上位のCore 9 200HXは8P+16Eの24コア32スレッドで、現行の第14世代Core i9-14900HXと同じ構成です。その下のCore 7 200HXには8P+12Eの20コアと6P+8Eの14コアの2種類が用意される見通しで、後者の6P+8Eは従来Core i5クラスのHXに割り当てられていた構成にあたります。
ノート版だけ24コアが残る理由
Raptor Lake Nextのデスクトップ向けでは最大20コアのCore 7シリーズが最上位で、8P+16E構成のCore 9は投入されない見通しで、ノートPC向けの方がラインアップが広いことになります。この理由は明確にはなっていませんが、ノートPC向けCPUではOEM側が「新しいCPU搭載」を謳いたいためリネーム品含めて広いラインアップで投入される傾向があるため、OEMへの配慮と見られます。
なお、今回のRaptor Lake Nextの中身は3度目のリネームを経たRaptor Lakeシリコンで、新機能は加わりません。そのため、Core 9 200HXをうたうゲーミングノートが登場しても性能は実質的に現行のCore i9-14900HX相当となります。
なお、IntelはAMDがRyzen 5000シリーズの再投入を検討しているのと同様、メモリ高騰下で旧世代CPUの延命を続けていますが、ノートではDDR4流用の動機が薄いぶん、Raptor Lake NextはOEMが安価にゲーミングノートを構成するための選択肢という色合いが濃くなりそうです。

