11月19日に発売される『Grand Theft Auto VI(GTA6)』は、PlayStation 5(PS5)版もXbox Series X|S版も30fpsで動くとされてきましたが、流出した開発版の画面には「画質優先」のモード名があり、パフォーマンスモードが発売後に加わる可能性があります。
開発中の画面に画質優先とパフォーマンスのモード名。これまでの30fpsの映像は画質優先モードか
11月19日にPS5とXbox Series X|S向けに発売されるGTA6について、Rockstar Northで共同ディレクターを務めるRob Nelson氏は8月、今の開発段階ではPlayStation 5 Pro(PS5 Pro)を含むすべての機種で30fpsで動いていると明かしていました。同じ月に公開された無印PS5の実機映像も30fpsで、Digital Foundryは1440pで描いた画面を4Kに引き伸ばした映像とみており、CPUとGPU、特にCPUには60fpsへ上げるだけの余力がないとしていました。
"locked on 30fps" https://t.co/EuwpLaIkbK
— Frizky (@frizkedblizz) October 27, 2026
ただ、8月には開発版の画面も流出しており、その隅にある開発用の表示には「Fidelity」(画質優先)というモード名と「1440p - 2160p」の表記が映っています。2023年12月に流出した開発中の映像にも同じ形の表示があり、こちらには「Performance」(パフォーマンス)というモード名が映っていました。
画質優先モードの「1440p - 2160p」は、1440pで描いた画面を2160p(4K)で出力する組み合わせと読め、8月の実機映像と同じ解像度です。10月16日に公開されたローンチトレーラーも1440pを4Kに引き伸ばした映像とされており、これまでの30fpsの映像は、画質優先モードで撮られたものとみられます。
「Fidelity」と「Performance」は、PS5やXbox Series X|Sのゲームで、画質を優先するモードと、解像度を下げてフレームレートを優先するモードによく付けられる名前です。GTA6でも2023年の映像にはパフォーマンスモードが、2026年の開発版には画質優先モードが映っていたことから、少なくとも2023年以降、この2つのモードを選べる作りで開発が進められてきたと考えられます。
パフォーマンスモードは発売後か。PS5 Proでも滑らかさは大きく変わらず
GTA6の舞台となるVice Cityは、単体でGTA5のLos Santosの約2倍の広さがあるうえNPCの数も多く、CPUの負荷が大きくなります。この負荷は解像度を下げてもほとんど変わらないため、パフォーマンスモードではフレームレートを大きく伸ばしにくく、発売時は30fpsで動かすことになったとみられます。
Nelson氏は、60fpsのオプションを発売時に用意するか後から用意するかは技術チームに確認が必要としており、6月にも60fpsのモードは後日のパッチで加わるとの情報が出ていたため、パフォーマンスモードは発売後のアップデートで加わりそうです。
2025年にはPS5 Proなら60fpsで動くとの話もありましたが、PS5 ProはGPUの描画性能が無印PS5より約45%高い一方、CPUは無印PS5と同じZen 2の8コアで、高クロックモードでも3.5GHzから3.85GHzへ約1割上がるだけです。そのため、発売後に加わるパフォーマンスモードは60fpsを目指すとしても、PS5 Proを含めて40fps前後が現実的なところで、PlayStation Storeで「PS5 Pro Enhanced」とうたわれているPS5 Pro向けの強化は、主に解像度や画質の向上になる見通しです。


