Galaxy S27シリーズ向けとみられる背面デザインの図面が意匠データベースに掲載され、3眼を横一列に収めた構成が示されました。
現行Galaxy S26の縦型一体島から90度回転。段差もほぼ消える図面に
Galaxy S26シリーズの背面カメラは、複数のレンズを縦方向に並べた一体型のカメラ島に収まっており、フォルダブルを除く現行世代に共通する背面の顔になっています。この形は旗艦モデルにとどまらず、Galaxy S26 FEにも同じ縦型の一体島が展開されるなど、サムスンはシリーズ全体で縦並びへの統一を進めてきました。
その縦並びについて、サムスンのモバイルデザインチームを率いる幹部は2026年4月のインタビューで、縦に並べた3眼カメラを「Galaxyのコアアイデンティティ」と表現していました。それから4か月ほどで縦並びを崩す図面が公的なデータベースに現れたことになり、社内でも縦並びを維持する方針が固まっていない可能性があります。

サムスン関連の情報を追うSammyGuruによると、WIPOの世界意匠データベースに掲載されたサムスンの図面では、3眼が1本の横長モジュールに横一列で収まっているとのことです。この横長モジュールは側面図では張り出しが小さく、背面パネルとほぼ段差がないように描かれています。一方、丸みを帯びた角やフラットに見える側面など、カメラ以外の部分は現行から大きく変わっていないとされています。
ただ、意匠データベースへの掲載は製品化の確約ではなく、意匠図面は実寸を示すものでもないため、段差がほぼないという描き方をそのまま製品の姿として受け取ることはできません。Galaxy S27シリーズの投入は2027年初頭が見込まれており、それまでにデザインが変わる可能性があります。
一方で、図面が示す3眼という構成は、S27 Ultraの背面カメラが4眼から3眼へ減る方向や、可変絞りの再導入も原価上昇を理由に見送られた流れとも整合しているほか、リーカーもカメラが横一列に並ぶとの見解を示しています。これらを踏まえると、サムスンがカメラを横に並べるデザインを本格的に採用する可能性はかなり高まっています。
縦並びカメラが抱えるQi2アクセサリーとの相性問題
Galaxy S26シリーズは本体にQi2用の磁石を内蔵しておらず、マグネット式の充電器などQi2アクセサリーを使うには磁石入りの対応ケースが必要で、サムスンはその理由を薄型軽量設計へのこだわりと説明しています。
ただ、ケースで磁石を補っても、縦に長いカメラ島が背面の中ほどまで伸びているため、サードパーティー製の磁気アクセサリーがカメラに干渉してぴったり貼り付かないことがあります。実際、サムスンが2026年3月に投入した純正の磁気ワイヤレスバッテリーパックも、カメラを避けるために磁気リング部分に切り欠きを設けた形になっています。図面のようにカメラが横一列の低いバーにまとまれば、こうした干渉そのものがなくなるため、今回の配置変更にはQi2アクセサリーを使いやすくする狙いがあるとみられます。

