IntelがCore Ultra 5 115Uが追加。Ultraだが、Ultraとは言えない微妙な仕様

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IntelがCore Ultra 5 115Uを追加。Ultraだが、Ultraとは言えない微妙な仕様に

Intelでは2023年12月にノートPC向けにMeteor Lakeプロセッサを投入し、TDP 45Wから9WのCore Ultra 9からUltra 5まで合計11モデルを発表しました。

そんなIntelのMeteor Lakeプロセッサですが、最廉価モデルとして投入されているCore Ultra 5 125Uをさらに下回るCore Ultra 5 115Uが新たに投入される予定で、Geekbenchで同CPUを搭載してベンチマークが計測されました。

仕様Core Ultra 5 115U
コア構成2P+4E+2LPE
動作クロック(P/E-Core)1.5 GHz / 1 GHz
ブーストクロック(P/E-Core)4.2 GHz / 3.2 GHz
L3キャッシュ10 MB
GPUコア数3 Xe-Core
GPU Execution Unit数48コア
GPU動作クロック1.8 GHz

ベンチマークはAndroid 13で計測され、モデルはGoogle rexと言う謎のデバイスが使われています。そのため、スコアは参考にしかならないのですが、CPUの仕様については詳細が分かります。

Core Ultra 5 115Uはコア構成が2P+4E+2LPEの合計8コアになり、今まで最廉価モデルだったCore Ultra 5 125Uの2P+8E+2LPEよりさらに4コア減らされています。また、このコア構成変更に伴いL3キャッシュは2MB減少し10MBになっています。

さらに、CPUコア数減少だけに留まらず内蔵GPU側のコアも減らされており、Core Ultra Uシリーズでは今まで合計4コアのXe-Coreを内蔵していましたが、Core Ultra 5 115Uでは3コアのXe-Coreに減らされています。

IntelではCore Ultraより下位モデルとしてCoreと言うモデルを用意していますが、Core Ultra 5 115UはCore 7 150U(Core i7-1365Uのリフレッシュ版)の2P+8Eの合計10コアを下回り、内蔵GPUについてはCore 3 100Uと呼ばれる最廉価モデルの64EUをも下回るなど、Meteor Lakeを搭載してはいますが、Core Ultraと名乗るのに相応しいのか微妙な仕様になっています。

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今回明らかになったCore Ultra 5 115UについてはCPU、GPUコア数共に抑えられているため、性能的にはRaptor Lake Refreshを積むCoreシリーズとほとんど変わらないか、劣るレベルになっています。そのため、Core Ultraと名乗るものの、Ultraな部分はNPUぐらいで、それ以外はCoreシリーズを買ったほうが性能が優れるなど消費者にはわかりにくい製品ラインアップにさらに磨きがかかりそうです。

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