Bing Wallpaperを使うWindows 11/10のPCで、デスクトップの壁紙が「ハリー・ポッター」と「ファンタスティック・ビースト」の映画コレクションを宣伝する全面広告に差し替わる事例が確認されました。
Bing Wallpaperの壁紙が映画広告に差し替わる
Bing WallpaperはMicrosoftが配布する壁紙アプリで、Bingが選んだ画像を日替わりでデスクトップの壁紙に設定できます。Windowsに標準搭載されている機能ではなく、MicrosoftのWebサイトなどから任意で導入するアプリです。
そんなBing Wallpaperでここ最近、「ハリー・ポッター」シリーズと「ファンタスティック・ビースト」シリーズの全11作品をまとめた映画コレクションを宣伝する全面広告が壁紙として表示されたという報告がRedditなどに投稿されています。
Bing Wallpaperで表示される画像は自動で入れ替わり、地域などによって内容が異なるため、アプリを導入していても広告が表示されるPCと表示されないPCがあるようです。Windows Latestが確認した事例では、同じ日に使用した4台のPCのうち広告が表示されたのは1台だけで、残る3台では通常の風景写真が表示されていました。ただ、配信対象を決める具体的な条件は明らかになっておらず、地域差や段階的な配信などによるものなのかも分かっていません。
なお、Windows 11には同じく日替わりで壁紙を変更するWindows Spotlightが標準搭載されています。今回の広告がWindows Spotlightにも配信されているかは明らかになっておらず、現時点で確認されているのはBing Wallpaperアプリを利用しているPCでの表示です。
Bing Wallpaperのダウンロードページには、ダウンロードボタンの下に、同アプリを利用するとMicrosoftから販促オファーを含むアプリ内通知が届く旨の記載があります。ただ、明記されているのはあくまで「アプリ内通知」であり、デスクトップの壁紙そのものが全面広告へ差し替わる可能性については説明されていません。そのため、この記載だけから今回のような広告表示を事前に想定するのは難しいと言えます。
Bing Wallpaperは過去にも強引なBing誘導で批判。不要なら削除を
Bing Wallpaperでは過去にも、ユーザーから反発を招く機能が追加されています。2025年にはデスクトップ上をクリックするとBing.comを開く「Desktop click opens Bing」が追加され、一部のPCでは既定で有効になっていました。
この機能を巡っては、設定をオフにしてもBingが開く、無効化する設定自体が表示されないといった報告も出ており、ユーザーから批判を集めました。その後、挙動や設定は何度か変更されていますが、2026年に入ってからも無効化を巡る報告が確認されています。
一方、Windows 11本体では、検索ボックスからMSN由来の広告や販促コンテンツを減らす改良がInsider向けに始まったほか、OneDriveの催促画面に拒否の選択肢が追加されるなど、広告や販促を抑える方向の変更も進んでいます。しかしBing関連ではその逆の動きも目立っており、8月にはChromeなどの既定検索をBingへ変更するためのアプリがMicrosoftの公式サーバーで見つかったのに続き、今回はBing Wallpaperを通じた壁紙広告が確認されました。
Bing Wallpaper自体はあくまで任意で導入するアプリです。壁紙を自分で指定するか、Windows標準のWindows Spotlightへ切り替えることもできるため、特に必要性を感じていない場合はアンインストールしてしまうのが確実です。


