TUF Gaming GeForce RTX 5080 OC Editionで、ゲーム中も気になるほどのコイル鳴きが出るとして保証を申し込んだ海外のユーザーが、ASUSに修理も交換も点検も断られたとのことです。ASUSはコイル鳴きを以前から部品の特性と説明しており、音がどれだけ大きくても保証の対象外としています。
ASUSがRTX 5080のコイル鳴きで保証修理を拒否。欠陥ではないとして点検もせず
Redditに投稿したユーザーによると、Amazon UKで中古品として買ったASUSのTUF Gaming GeForce RTX 5080 OC Editionは、まだ4か月ほどしか使われていないものの、ゲーム中も気が散るほど大きなコイル鳴きがするとのことです。音を録った動画と請求書を添えて保証を申し込んだところ、ASUSからは修理も交換も点検もしないという答えが返ってきたといいます。ASUSは、音の大きさは個体や使い方によって変わるものの、コイル鳴きが聞こえること自体はハードウェアの欠陥と見なさないため、保証の対象にはならないとしています。
購入先のAmazonに相談するようASUSに案内されたものの、Amazonには最初の購入者ではないとしてASUSに戻されたとのことです。投稿者は、保証を2人目の所有者に引き継げるのかについてもASUSが最後まで答えなかったことに不満を示しています。ASUSの回答はコイル鳴き全般についてのもので、中古での購入には触れていないため、新品で買った人が申し込んでも、同じ理由で断られることになりそうです。
ASUSはサポートページで、コイル鳴きはGPUの負荷が変わってカードに流れる電流が変動するときに部品が共振して出る音だとし、部品の特性でハードウェアには影響しないものの、完全になくすこともできないと説明しています。共振の起き方は部品の個体差や負荷のかかり方に左右されるため、同じ製品でも鳴る個体と鳴らない個体があり、ASUSの回答にあったように、音の大きさも個体や使い方によって変わります。MSIもサポートページで、コイルの振動は一般に正常な動作でハードウェアの欠陥ではないと説明しており、カードを傷めることも性能に影響することもないとしています。
国内の代理店保証でも交換は期待薄。販売店の初期不良対応が頼り
国内で売られているASUS製のグラフィックカードは、CFD販売やアスクといった代理店が1年の保証を受け持っていますが、ASUSは日本向けのサポートページでもコイル鳴きを電子部品の特性と説明しています。そのため、代理店に修理を申し込んでも、コイル鳴きを故障として交換してもらえる可能性は低いとみられます。
メーカーや代理店の保証ではコイル鳴きでの交換を見込みにくいものの、販売店が初期不良を受け付ける購入から1週間〜1か月ほどの間は、交換に応じてもらえる余地があります。国内では最安でも33万円台になっているRTX 5080のようなカードを買うなら、届いたらすぐに重いゲームを動かして音を確かめ、気になったときはその間に購入した販売店へ相談しておくのが確実です。


