AMDのRDNA3+Zen 4搭載APU『Ryzen 8000Gシリーズ』は2024年1月末に発売予定
AMDではRDNA3+Zen 4を組み合わせたRyzen 7040シリーズAPUをノートPC向けに投入しており、軽いゲームであれば外付けグラフィックスカードなしで比較的快適にゲームをプレイすることが可能になっています。
このAPUについてはその高い性能からデスクトップ向けAPUとしても投入が期待されていましたが、GIGABYTEが同社のX670、B650およびA620向けにこの新しいAPUに対応するAGESA BIOS 1.1.0.0ファームウェアをリリースすると同時に、このAPUが2024年1月末頃に投入されることが明らかになりました。
GIGABYTE TECHNOLOGY Co. Ltd, a leading manufacturer of motherboards, graphics cards, and hardware solutions, released the latest AGESA 1.1.0.0 beta bios for AM5 next gen APU support on X670, B650, A620 motherboards. The forthcoming AM5 next gen APU will be launched at the end of January 2024.
GIGABYTE
GIGABYTEによると、AGESA 1.1.0.0 Beta BIOSをソケットAM5対応マザーボード向けにリリースを行い、この対象となるAPUについては2024年1月末の発売を予定していることを明らかにしています。
RDNA3+Zen 4を搭載するAPUについては現時点ではコンシューマ向けには合計4モデル発売される予定で、最上位モデルではASUS ROG Allyなどで採用されているCompute Unit(CU)を12基搭載するRyzen 7 8700G、CUを8基搭載するRyzen 5 8600G、4基のCUを搭載するRyzen 5 8500GとRyzen 3 8300Gが投入される予定になっています。
このRyzen 7 8700GについてはベースはノートPC向けのRyzen 7040HS系ではありますが、TDPが最大65Wで動作することや冷却性能がデスクトップという事で高める事が可能です。さらに内蔵GPU向けにCurved Optimizerやオーバークロックなども利用できるためCPU内蔵グラフィックスと言いつつもValorantやCS:GO2など軽いゲームなどであればディスクリートGPUを搭載せずに快適に動作させることが可能な上に、ROG AllyなどノートPC向けAPUに比べて高い性能を発揮させられる事も調整によっては可能と考えられます。そのため、どれぐらいのポテンシャルを秘めているのかなど注目度の高いAPUとなる事は間違いないと言えそうです。
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