AMD Ryzen 3D V-CacheをRAMディスクとして使うと約182GB/sの性能を発揮する模様

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AMD Ryzen 7 7800X3Dの3D V-CahceをRAMディスクとして使ってみたツワモノ現る。性能は約182 GB/sと超高速

AMDの3D V-CacheについてはL3キャッシュをCPU側に32MBとCPUの上に64MBのキャッシュ層を追加し、各CCDで合計96MBのL3キャッシュを内蔵しゲーミング時やサーバー・データセンター向けでも高いパフォーマンスを発揮します。そんな3D V-Cacheについて、CPU用のキャッシュではなくRAMディスクとして使用した際にどれだけの性能があるのか、Twitterのユーザー、Nemez氏やAlbert Thomas氏が明らかにしています。

3D V-CacheのRAMディスク化はOSFMountを用いて行われているようです。

性能については読み込みが178~183 GB/s、書き込みが164~175 GB/sを記録しており、PCIe Gen 5対応NVMe SSDの理論最大読み書き性能の14 GB/sを10倍を超えており、DDR5を用いたRAMディスクのの5倍程度と想像どおり異常な速度での読み書きが実現できています。

ただ、この読み書き性能についてはAMDが主張する初代3D V-Cacheのピークスループットの2 TB/sや2世代3D V-Cacheの2.5 TB/sから大きな差が存在しており性能をすべて活かしきれているわけではないようです。また、コンシューマ向けの3D V-Cacheについては合計64MBの容量しか持たいないため実用性はゼロに等しいと言えます。

ただ、3D V-Cacheについては最大96コアを持つEPYC Genoaにも搭載されており、このCPUでは合計768 MBの3D V-Cache領域を持っています。そのためこのCPUで3D V-CacheをRAMディスク化した際の性能や実用性は非常に興味深いものになりそうです。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • SSD x4 RAID5のキャッシュに6ch DDR4を使ってますけど、32GB/sぐらい出ますね
    ランダムアクセスメモリというクセにランダムはそんなに速くありませんけど、SRAMも同じかな
    X3D EPYCが手元にあるので試すのは面白そうですけど、他の処理が遅くなりそうですね

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