Intel Nova Lake-S はPCIe Gen 5を32レーン搭載。DDR5-8000MT/sにも対応

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Intel Nova Lake-S はPCIe Gen 5を32レーン搭載。DDR5-8000MT/sにも対応

Intelが2026年下半期に発売を予定しているNova Lake-S世代のCPUに関しては数日前のリークで、最上位モデルには最大52コアを搭載するなどコンシューマー向けとして驚異的なスペックを備えることが明らかになっていますが、今回新たに各PCIeレーン数などインターフェース類や対応メモリー速度など拡張性に関するリーク情報が登場しました。

リーカーのjakihn0氏によるとNova Lake-SのインターフェースはCPUとチップセットそれぞれで最大48レーン備わっているとのことです。また、内訳としてはCPU側からはPCIe Gen 5が24レーン使用できるなど現行のArrow Lake-Sの20レーンからNVMe SSD1基分にあたる4レーン増えています。

CPUとチップセットの通信に使われるDMIもPCIe Gen 5化が行われ、4レーンを使った通信が行われるとのことです。これによりチップセット側にはPCIe Gen 5を8レーン、PCIe Gen 4を16レーン備えることで、CPUとチップセットを合わせるとPCIe Gen 5では32レーン、PCIe Gen 4は16レーンの合計最大48レーンを持ち、HEDT並みの拡張性が備わると言えます。

また、ほかにSATA 3.0は最大8ポートまで対応するほか、USB 3.2 (20Gbps)は5ポート、USB 3.2 (10Gbps)は10ポート、USB 3.2 (5Gbps)は10ポート、そしてUSB2は14ポートまで対応するなどPCIeレーンのみならずSATAやUSBと言ったインターフェースの拡張性も現行のArrow Lake-S世代対応のZ890や競合のAMDハイエンドチップセットの X870に比べて豊富になっています。

現行のArrow Lake-S世代CPUではDDR5-6400MT/sまでのメモリーがネイティブでサポートされており、この遅めのメモリー速度がゲーミング性能などに悪影響を与える1つの要因であったと見られていますが、Nova Lake-Sではネイティブサポートされるメモリー速度が大幅に高速化される見込みで、DDR5-8000MT/sまで対応するようです。そのため、より高速化が可能なCUDIMMにおいては10000MT/sを超えるような速度での通信も可能になると考えられています。

IntelのNova Lake-S CPUはコア数が最上位モデルのCore Ultra 9で52コア化されるほか、ミドルレンジモデルのCore Ultra 5でも8P+16Eで24コア化されるなどIntelの本気が垣間見えるスペックになっていますが、同時期に登場するAMDのZen 6もスペックの大幅強化が予想されているため、両社それぞれの新製品のさらなるスペックや性能について今後も注目が集まります。

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