GeForce RTX 5050 には20GbpsのGDDR6を搭載。Radeon RX 9060 XT並みの帯域幅に
NVIDIAは2025年7月にGeForce RTX 5000シリーズのエントリーモデルであるGeForce RTX 5050の発売を予定しており、既にCUDAコア数などスペックが判明していましたが、今回不明だったメモリーの動作速度に加え、電力供給の仕様などの情報がリークされました。
By the way, Desktop RTX5050 uses 20Gbps GDDR6, the same as the RDNA4 family. https://t.co/Va2Qj7ZRIe
— MEGAsizeGPU (@Zed__Wang) June 13, 2025
リーカーのMEGAsizeGPU氏によると、GeForce RTX 5050のデスクトップ向けについて、電力供給を司るVRMはGPUに3フェーズ、GDDR6に2フェーズ構成になるとのことで、これはRTX 4060よりもGDDR6向けのVRMが1個増えているとのことです。
この電力供給が強化される背景としてはGDDR6の高速化が挙げられており、GeForce RTX 5050では20GbpsのGDDR6を搭載するとのことです。
グラフィックスカード モデル | GeForce RTX 5050 | GeForce RTX 3050 (8GB) |
---|---|---|
内蔵GPU | GB207 | GA107 / GA106 |
クラス | エントリー | エントリー |
CUDAコア数 | 2,560 | 2,560 |
ベース クロック | 不明 | 1.55 GHz |
ブースト クロック | 不明 | 1.78 GHz |
VRAM仕様 | 20 Gbps GDDR6 | 14 Gbps GDDR6 |
VRAM容量 | 8GB | 8GB |
バス幅 | 128-bit | 128-bit |
帯域幅 | 320 GB/s | 224 GB/s |
TDP | 130W | 115W |
先代のGeForce RTX 3050では14 GbpsのGDDR6を搭載していたため、今回のRTX 5050は約1.4倍高速なメモリーが備わることになり、帯域幅もこの変更に伴い224 GB/sから320 GB/sと大幅な高速化が行われており、これはAMDのRadeon RX 9060 XTと同等の帯域幅になっています。
GeForce RTX 5050は3年ぶりに登場するエントリーモデルではありますが、CUDAコア数は先代と全く同じで大きな変更点と言えばアーキテクチャーが2世代ほど新しくなることとVRAM速度の大幅向上と変更点は少ないです。そのため、このモデルが成功するか否かは価格設定次第と言えるのですが、現行のRTX 3050と同様に3万円を下回るような価格で販売できるのか、RTX 4060とほとんど変わらない4万円と言う価格で販売されるのか注目が集まりそうです。
MEGAsizeGPU | X
コメント
コメント一覧 (2件)
末尾50型番のグラボは1万円台で買えるようにしてくれないとやだなぁ……
もうその価格帯はCPU内蔵ので何とかしろってことなのか
今時1万円台レベルのスコア程度なら余裕で出せるiGPU積んでいるCPUばかりですからね
需要がないような気がします