AMDが内蔵GPU無効化版の Ryzen 7 9700F をまもなく発売。価格は4万円前後に?

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AMDが内蔵GPU無効化版の Ryzen 7 9700F をまもなく発売。価格は4万円前後に?

AMDはZen 5アーキテクチャーを搭載したRyzen 9000シリーズを2024年10月から発売していますが、現時点ではラインアップが上位モデルに偏っておりエントリーからミドルレンジモデルが不足している状態です。そのため、これらラインアップで新モデル投入が期待されていますが、どうやらAMDは近いうちにRyzen 7 9700Xから内蔵GPUを無効化したRyzen 7 9700Fを新たに発売することが明らかになりました。

ここ最近、各社が発売するソケットAM5対応マザーボードではAGESA 1203dと呼ばれる新しいBIOSが軒並み投入されていますが、このBIOSには内蔵GPUが搭載されないRyzen 9000シリーズが含まれているとのことですが、その具体的なCPUは『Ryzen 7 9700F』の可能性が高いことがリーカーのMEGAsizeGPU氏が明らかにしています。

CPURyzen 7 9700FRyzen 7 9700X
アーキテクチャーZen 5Zen 5
コア / スレッド8コア / 16スレッド8コア / 16スレッド
ベースクロック~ 3.8 GHz3.8 GHz
ブーストクロック~ 5.5 GHz5.5 GHz
L2キャッシュ8MB8MB
L3キャッシュ32MB32MB
TDP65W65W
オーバークロック対応対応

このRyzen 7 9700FはRyzen 7 9700Xがベースに、内蔵GPUを無効化し、動作クロックを引き下げたCPUになると見られていますが、ゲーミングなどのパフォーマンスはRadeon RX 9070 XTやRX 9060 XTと組み合わせてもCPUがボトルネックとなることは無いレベルに収まると考えられます。

現状、ミドルレンジ向けZen 5を搭載するRyzen 7 9700Xは販売価格が5万円前半に設定されているため、かなり高価なCPUになっていますが、Ryzen 7 9700Fは現時点では北米で$250~$300で販売される予定とのことで、安ければ4万円ぐらい、高くても4.5万円台とコストが比較的抑えられたCPUとして販売されると見られています。

Ryzen 9000シリーズは現在のラインアップは冒頭の通りハイエンドモデルに偏ったラインアップになっていますが、Ryzen 7 9700Fの投入をきっかけに徐々にエントリーモデルを揃えてくると考えられるためエントリーからミドルレンジクラスでRyzen CPU構成で考えている人は新モデル投入に注目しておいた方がいいかもしれません。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • クロックを下げて発売という事は内蔵GPUに不具合があるけど、CPU部分はクロックを下げれば安定動作するのでCPUだけを売るということですかね。
    本来なら廃棄対象なCPUをGPU部分を無効化して動作クロックを下げる事でCPUを安定化して商品化した製品ということですね。
    CPUだけでも世代が新しくなっているので安価に提供されるのであれば、需要を見込めるとして販売するのでしょうね。
    CPUチェック時にエラーで弾かれたCPUを加工して売り出すのであれば手間がある程度かかっているので、それほど安くはならないけど現金化できる(エラー廃棄の場合廃棄に金がかかる)という利点も見込めるわけか、需要がそんなにあるようには見えないけどどうかな。

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