Google Pixel 9シリーズのディスプレイスペックが判明。明るさは2000 nits超えに

Google Pixel 9シリーズ各モデルのディスプレイスペックが判明。明るさが大幅向上

Googleでは2024年8月13日に次世代スマートフォンのPixel 9シリーズの発表を予定しています。このPixel 9シリーズでは本体デザインが一新されるほか、今までは通常モデルとサイズが大きい上位モデルの2モデル構成だったものが、通常モデルのPixel 9に加え、通常モデルと同じハイエンドモデルのPixel 9 Pro、サイズが大きいPixel 9 Pro XLそして、折りたたみ式のPixel 9 Pro Foldの4モデル構成になります。

このようにデザインの大幅変更やモデルラインアップの変更に伴いディスプレイスペックなどが変わると見られていましたが、今回このPixel 9シリーズ各モデルのディスプレイサイズや解像度、明るさなどの詳細スペックが明らかになりました。

Pixel 9シリーズに搭載されるディスプレイはサムスン製の最新鋭OLEDであるM14と呼ばれるOLEDが搭載される計画で、同じM14 OLEDはサムスン Galaxy S24 Ultraに搭載されているほか、今年秋に発売されるiPhone 16 Proにも搭載されると言われています。

このM14 OLEDを採用することでPixel 9シリーズのディスプレイ明るさは大きく向上する見込みで、HDR時の最大輝度はPixel 8は最大1400 nitsでしたが、Pixle 9では最大1800 nitsと12％ほど向上しています。ただ、さらに明るくなるのがPixel 9 ProとPixel 9 Pro XLの2モデルで、現行のPixel 8 Proでは最大 1600 nitsだったものが、最大2050 nitsと30A%近く明るさが向上しています。

Googleが示すディスプレイの明るさはHDR全画面時の最大輝度であるため、HDRコンテンツで局所的に明るい部分が存在する際には最大輝度は今回のスペックを更に上回る値を示すと考えられ、現在販売されているスマートフォンの中では上位に位置する明るさを有すると考えられます。

ディスプレイの明るさ以外のスペックに関しては、表の通りになっていますが、Pixel 9についてはディスプレイサイズが若干大きくなり、解像度もサイズが大きくなった分だけ解像度が増えています。ただ、筐体デザインの都合で、角Rが増えているため、画面の総画素数に関しては同等か若干減っていると言えます。

Pixel 9 Proに関してはサイズはPixel 9とほぼ同じでコンパクトなハイエンドモデルが欲しかったユーザーには朗報とも言えます。大きさはほとんどPixel 9と同じですが、ディスプレイ解像度が向上しており、PPIは494とPixel 9シリーズで最も高密度なOLEDを搭載しています。

Pixel 9 Pro XLに関しては先代のPixel 8 Proとほぼ同じディスプレイサイズで、解像度も全く同じになっています。ただ、このモデルもコーナー部分のRが増えているため総画素数に関しては先代モデルより減っていると見られています。