Google Pixel 9 Proには無料で3.5万円相当のGoogle Oneサブスクが自動付与される見込み
Googleは2024年8月13日に次世代PixelであるPixel 9シリーズを発表する予定で、Pixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XL、Pixel 9 Pro Foldの合計4モデルがラインアップされる予定です。さらに、Googleは2024年9月に発表されるiPhone 16とApple Intelligenceに対抗するため、Pixel 9シリーズにはGoogleが開発する先進的なAI機能を無料で使えるキャンペーンを展開する見込みです。
Googleアプリの最新ベータ版のバージョン15.28のAPKを解析したユーザーによると、今回のベータ版からPixel 9シリーズに関連するキャンペーンの情報が追加され、その詳細が明らかになりました。
Your Pixel Pro gives you access to a 1-year subscription to Gemini Advanced, our most capable AI model with priority access to new features, at no cost to you.
最初に発見された内容としては、Pixel Proを購入するとGemini Advancedへの1年間のサブスクリプションが付与されるというものです。この「Pixel Pro」はPixel 9 Pro、Pro XL、Pro Foldの3モデルを指していると考えられます。
このGemini AdvancedへのアクセスはGoogle OneのAIプレミアムプランに加入する必要があり、Gemini Advancedと2TBのストレージが付与されます。通常、月額2,900円の費用がかかりますが、1年間無料で使えるため実質34,800円分お得になります。
Your Pixel may give you access to a 6-month subscription to Gemini Advanced, our most capable AI model with priority access to new features, at no cost to you.
Gemini Advancedを1年間無料で使えるのはPixel 9 Pro系の3モデルですが、ベーシックモデルのPixel 9にもキャンペーンが行われる予定で、こちらはGemini Advancedを半年間無料で使える特典が付きます。これは約17,400円分お得になります。
Gemini Advancedは無料版のGeminiに比べて利用できる機能や1回あたりのやり取りの量、処理速度などが優れており、APIへのアクセスも可能です。そのため、AI関連をフル活用するユーザーでGoogle Pixelユーザーであれば、Gemini Advancedが1年間無料で使えるのは大きな魅力かもしれません。しかし、一般ユーザーにとっては話題のAIが無料で使えるのは興味を持つきっかけになるものの、機種購入の決め手になるかと言われるとちょっと微妙かもしれません。
Google Pixel 9シリーズはAIに力を入れたモデルになりますが、2024年秋以降に発売するiPhone 16とiOS 18もAppleのAIであるApple Intelligenceを備えるため、これに対抗する意味でもGemini Advancedを半年から1年間無料でバンドルするのは理にかなった動きです。しかし、消費者の多くがAIに興味を持ち、ChatGPTを少し触る程度であっても、実際に有料プランを使いこなせている人は少数派です。ですので、Gemini Advancedを特典として含むことがどれだけアピールになるかは微妙と言えます。
Pixel 9 Pro might come with 1-year of Gemini Advanced | 9to5Google
https://9to5google.com/2024/07/15/pixel-9-pro-might-gemini-advanced
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