Snapdragon 8 Gen 3では原神を先代より10.6%優れた電力効率で動作。60fps時でも低い温度で動作
Snapdragon 8 Gen 3は2023年10月24日に正式発表されたハイエンドスマートフォン向けSoCになっています。このSoCについてはMediaTekなどが直接競合となるのですが、性能面で比較する際にはAppleのiPhone 15 Proに搭載されているApple A17 Pro SoCなどが比較対象として挙げられており一部GeekbenchスコアにおいてはシングルコアはA17 Proに追いつけないものの、マルチコアにおいてはA17 Proに迫る性能を発揮しています。
そんなSnapdragon 8 Gen 3ですが、CPU性能も高い一方で、グラフィックス性能についても高い一方で消費電力については比較的低いことが明らかになっています。
中国のスマートフォンメーカーであるXiaomiがまもなく発表予定の新モデル、Xiaomi 14には先日発表されたSnapdragon 8 Gen 3 SoCが搭載される予定なのですが、Xiaomiの発表会によるとこのSoCを搭載することでグラフィックス性能が向上しつつも、先代のSnapdragon 8 Gen 2に比べて10.6%ほど電力効率が向上しているとのことです。
結果として、スマートフォン向けゲームとしては非常に重いゲームである原神についてはほぼ60fpsを維持しながらも本体温度は43.2℃と他のAndroidデバイスなどが同様の条件で60fpsを出せずに45℃近辺を維持する中で比較的低い温度を維持しています。
この発表はXiaomiが発表している内容であるため、今後Snapdragon 8 Gen 3を搭載する様々なスマートフォンにて検証が必要になると考えられますが、CPU性能に留まらず、グラフィックス性能についてもSnapdragon 8 Gen 3はかなり期待ができる性能であると考えられます。
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