最大700Wまで冷やせるCPUクーラーが登場。Granite Rapids世代 Xeon向け

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最大700Wまで冷却可能なCPUクーラーがGranite Rapids世代のXeon用の登場

IntelではMeteor Lakeに搭載されているP-CoreであるRedwood Coveを内蔵したサーバー・データセンター向け製品のGranite Rapidsを2024年に投入する計画です。このGranite Rapidsについては既にiPhone 4並みのサイズとなる巨大な対応CPUソケット、LGA7529の情報などが登場しています。

今回、そんなGranite Rapidsに対応するCPUクーラーがサーバー・データセンターの冷却機器などを製造するDynatronから登場しましたが、その仕様は何と700Wの冷却能力を持つ事が明らかになりました。

DynatronのGranite Rapids用CPUクーラーは『L38』と言うモデルで、2Uラックに投入が可能なラジエーターを搭載し、8cmのPWM制御付きのファンが3つ搭載されています。

ここのL38については冒頭で記載の通り、銅製ベースのコールドプレートなどを搭載する事で700Wもの消費電力を持つCPUをもサポート可能となっています。

ただ、ラジエーターを冷却するファンについては非常に強力なモノで、8cmファンは最大8000RPMで動作し、111.61CFMの流量と57dBAの騒音を発生するとのことです。また、消費電力については最大回転数での動作では25Wほど消費するため、CPUクーラーだけで75W、つまりCore i5-13400のTDPを超える消費電力になっています。

このL38がGranite Rapids用に設計されるという事は、Granite Rapidsでは最大瞬間的に700Wもの消費電力が見込まれると言う事になりそうです。

Intel Granite RapidsではTDPが標準で最大500Wに。マザーボード情報から判明 (gazlog.com)

実際に、LGA7529ソケットの仕様では500WのTDPに対応すると言う記載が開発用マザーボードの仕様を記載したリーク資料で明らかになっており、瞬間最大的またはAVX-512など負荷が非常に高い処理を行った際には700Wに迫る消費電力が記録される可能性は十分にあり得そうです。

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