Intel Raptor Lake Refresh搭載、Core i7-14700Kのベンチマークが登場。先代より約19%の性能向上

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Intel 第14世代CPUとなるRaptor Lake Refresh搭載、Core i7-14700Kのベンチマークが登場。先代よりコア数増加で性能は19%向上

Intelでは2023年10月下旬をめどにデスクトップ向け第14世代CPUとなるRaptor Lake Refreshの発売を予定しています。このRaptor Lake Refreshは名前の通り、2022年に発売されたRaptor Lakeを改良したモデルで、当初は新アーキテクチャーであるMeteor Lakeを投入予定でしたが開発中止となりそのピンチヒッターとして急遽導入されるモデルになっています。

今回、このRaptor Lake Refreshの中で新しいコア構成である8P+12Eのコアを搭載するCore i7-14700Kのベンチマークが登場しました。

Core i7-14700Kの仕様としては、8P+12Eという事で先代のCore i7-13700Kの8P+8Eに対してE-Coreが4コア増やされています。また、動作クロックについては今回リークされているES品の時点で最大5.5 GHzで動作するなどしており、Core i7-13700Kに対してこの時点で100 MHz高い動作クロックを記録しているため、製品版ではこれ以上に高い動作クロックを達成すると見られています。

キャッシュ面ではCore i7-13700Kに対してCore i7-14700KではE-Coreが4コア増やされています。そのため、L2キャッシュは24MBから合計28MB、L3キャッシュは30MBから33MBに増やされており、CPU合計では61MBのキャッシュ容量を持つようになっています。

ベンチマークではCinebench R23とCPU-Zの2つのスコアが明らかになっています。

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Cinebench R23ではシングルコアが2192pt、マルチコアが36296ptを記録しています。先代のCore i7-13700Kに対してはシングルコアは2126ptという事で3.1%向上しており、マルチコアは31062ptから16.9%ほど伸びるなどシングルコア、マルチコア共に性能向上が図られています。

Core i7-14700Kは先代の上位モデルであるCore i9-13900より優れた性能を発揮できているため、RefreshモデルではありますがRaptor Lakeに対してES品時点で既に優れた性能を出せており、製品版ではさらに性能向上が期待できると言えます。

CPU-Zのスコアも登場しており、シングルコアは908.2pt、マルチコアは14988.5ptを記録しています。

先代のCore i7-13700Kと比較するとシングルコアは864ptから5%、マルチコアは12430ptから20.6%の向上が記録されています。

他のCPUと比べるとシングルコアではCore i9-13900Kが902ptという事で同等レベルとなっており、マルチコアではCore i9-13900の15261ptに対して1.8%劣るレベルに迫っており、今後動作クロックの向上など製品版に近づくにつれてCore i9-13900を上回る性能が期待できると考えられます。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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