2020年期待のCPUでもある、AMDの第四世代Ryzenシリーズですが、最新のリーク情報によると、3.5GHzで、ブースト時は4.8GHzそして、命名法則が『Ryzen5000』シリーズになる可能性が指摘されています。
クロック周波数は第三世代Ryzenより向上
ドイツのigorsaLABによると、AMDの次期CPUである第四世代Ryzen『ZEN3』のクロック周波数とシリーズの命名法則が新たに変わるとの情報が寄せられたとの事です。
寄せられた情報によると、16コア/32スレッドのエンジニアリングサンプルで、ベースクロックは3.5GHz、ブースト時周波数は4.8GHzとの事です。
これは、現行シリーズで当てはめるとRyzen 3950Xになりベース3.5GHz、ブースト 4.7GHzです。
6月にリークされたエンジニアリングサンプル品では、ベース3.7GHz、ブースト4.6GHzとなっていました。最新情報ではベースが200Mhz下がっています。
第四世代Ryzenは『Ryzen 5000』。『Ryzen 4000』はAPU向け
中国のテクノロジー系掲示板の『Chiphell』で気になる事が書き込まれていました。
それが、第四世代Ryzenは『5000』シリーズとなるとの事です。
AMDは既に第三世代RyzenにVega GPUを入れた商品をRyzen 4000Gシリーズとして出しており、第四世代RyzenをRyzen4000シリーズとして出すと混乱を招きますので、噂の域は出ませんが、マーケティング上は現実的な選択肢と捉えられます。
リリースが着実と近づいている中、クロック周波数とブースト周波数が現行モデルと大きく変わらないという事が発覚しましたが、闇雲にクロック周波数を上げてTDPの高いCPUにするのなら現行レベルに据え置いた点はユーザー目線で良い選択と考えられます。正直、IPC*もZEN3では向上しているためあまりクロック周波数を上げても得られるメリットは少なそうです。
命名法則も、Ryzen 4000シリーズの名でZEN2+GPUを出した際、ZEN3と混乱を招かないか心配でしたが、どうやらそれは杞憂に終わりそうです。
*Insturuction Per Cycle=CPUの1クロック辺りに処理できる命令数の事。高ければ高いほど低い周波数でより多くの処理が可能になります。
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