Nintendo Switch 2 はスマホをコントローラーとして使える可能性。特許情報より判明
任天堂は2024年度(2025年3月末)までにSwitchの次世代機(仮称:Nintendo Switch 2)を発表または発売すると見られていますが、任天堂が現行Switchや次世代機のSwitch 2向けにスマートフォンをコントローラーとして使用できる特許を申請していることが明らかになりました。
Switchではコントローラーを最大8個まで接続することが可能で、スマブラなど大人数でプレイするゲームでこの機能が活用できます。しかし、その反面、1個あたり8000円のJoy-Conを4セット必要になるため、集まってプレイする際には数人がJoy-Conを持参する必要がありました。任天堂はこの問題を解決するための方法を検討しているようです。
任天堂がWIPO(世界知的所有権機関)に申請し公開された特許情報によると、ゲーム機(ここではSwitchの図)またはテレビに表示されるQRコードをスマートフォンで読み取り、ネット回線を経由してSwitch本体を操作する仕組みが提示されています。この技術により、コントローラーを持ち合わせていなくてもユーザーが持つスマートフォンでゲーム機を操作でき、複数人でのプレイが可能になります。
スマートフォンをコントローラーとして使用する機能は既に「エブリバディ 1-2-Switch!」などで実用化されており、今回申請された特許も関連特許として参照されています。また、ソニーのPlayStation 5でも同様の機能が搭載されているため、目新しいものではありません。ただし、Switchではこの機能が一部のゲームでしか使用できていないため、Switch 2ではこの技術を幅広く活用することが期待されており、実際にスマホをコントローラーとして使用する機能が搭載される可能性があります。
特に、Switch 2では本体価格が現行Switchに対して値上がりする可能性が非常に高く、コントローラーも1万円に迫る価格になると考えられます。そのため、複数人で集まってSwitch 2のゲームをプレイする際に全員Switch 2を持っていない限り、誰かがコントローラーを複数台用意するなど困難になると考えられます。そのため、今回の特許で上がっているスマートフォンをコントローラー代わりに使用することでこの問題の解決が図れると言えます。なお、任天堂は特許戦略として実用化に至らないアイディアレベルの特許なども申請しているため、今回の特許もその1つである可能性がありますので、その点はまだ注意が必要と言えそうです。
US20240375016 – INFORMATION-PROCESSING SYSTEM, INFORMATION-PROCESSING DEVICE, SERVER, PORTALBE INFORMATION-PROCESSING TERMINAL, STORAGE MEDIUM, AND INFORMATION-PROCESSING METHOD | WIPO
https://patentscope2.wipo.int/search/en/detail.jsf?docId=US442709011&_cid=P21-M3K7E9-53699-1
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