Steam Machineでは、発売後にCPU/GPUの過熱警告を示す赤色LEDが点灯する不具合が多発しています。Valveはこれをしきい値の誤設定によるバグと認めており、次期BIOS更新でCPU/GPUの点灯しきい値を100℃に統一する予定です。
Steam Machineの赤色LED点灯、原因はしきい値の誤設定
Steam Machineは、CPUとGPUの温度が一定のしきい値を超えると本体正面の赤色LEDが点灯し、負荷状態を知らせる仕組みを備えています。現行のしきい値はCPU95℃・GPU90℃に設定されていますが、あるユーザーはシステムモニターでCPU81℃・GPU71℃、いずれもしきい値を大きく下回る温度を計測していた時点でこの赤色LEDが点灯したことをRedditに投稿し、同内容をSteamサポートにも報告しました。
Steam MachineのCPUは30Wで5600X級の性能を示したベンチマークで知られる高効率設計で、今回の81℃前後という温度も本来は余裕のある範囲です。
Steamサポートは社内で確認したうえで、これは温度自体の異常ではなく赤色LEDの点灯しきい値そのものにバグがあり、本来より早いタイミングで点灯してしまう既知の不具合だと回答しています。対象は特定の個体ではなくSteam Machine全体の現行BIOSで、そのためValveは新しいBIOSの配信を予定しているとのことです。
新しいBIOSでは、点灯しきい値がCPU/GPUとも、Steam Machine自体がスロットリングを始める100℃に合わせられ、赤色LEDの点灯とサーマルスロットリングの開始が一致する設計になります。一方で、保護のための自動シャットダウンが働く105℃という温度設定自体は変わりません。 修正BIOSの正式な配信日は明らかにされておらず、Steamサポートは「近く配信できるよう作業中」としています。それまでに赤色LEDが点灯しても、温度モニターの数値がCPU・GPUとも90℃前後にとどまっているようなら故障ではなく今回の誤警告である可能性が高く、慌てて対処せず異常シャットダウンなどがない限りBIOSアップデートを待てば問題がないようです。


