Snapdragon X Eliteのベンチマークが登場。Intel Core UltraやAMD Ryzen 7040並みの性能を発揮
Qualcommでは2024年にノートパソコン向けに独自開発したNuiviaコアを備えるSnapdragon X Eliteの投入を計画していますが、今回このSnapdragon X EliteのGeekbench 6ベンチマークが登場し、性能や細かな仕様などが明らかになりました。
このSnapdragon X Eliteは8コアのP-Coreと4コアのE-Coreを備える合計12コアのCPUで、ベンチマークで記録されているデータではベースクロックは4.01 GHzで、最大クロックは4.3 GHzに達しています。
CPU Model | Geekbench 6 ST | Geekbench 6 MT |
---|---|---|
Ryzen 9 7945HX | 2704 | 15273 |
Core i7-13800H | 2700 | 13000 |
Ryzen 9 7845HX | 2659 | 13696 |
Ryzen 7 7745HX | 2651 | 12919 |
Apple M2 Pro | 2643 | 14209 |
Core i5-13600H | 2600 | 10500 |
Apple M2 | 2589 | 9742 |
Snapdragon X Elite | 2574 | 12562 |
Core i7-12700K | 2504 | 13532 |
Ryzen 9 7940HS | 2486 | 11808 |
Core Ultra 9 185H | 2450 | N/A |
Ryzen 7 7840HS | 2416 | 11165 |
Core i7-1360P | 2400 | 10300 |
Ryzen 5 7640HS | 2339 | 8891 |
Ryzen 7 7840U | 2099 | 8560 |
ほかのCPUを比べると、シングルコアはSnapdragon X Eliteは2574ポイントで、Apple M2 Pro並みでかなり高いパフォーマンスを発揮しています。同じ消費電力帯のCore Ultra 9 185HやRyzen 7 7840Hに対しては5%ぐらい優れた性能でもあり、シングルコア性能は高いと言えます。
マルチコアは12562ポイントを記録しています。同じ12コアのApple M2 Proに対しては12%ほど劣る性能になっていますが、Ryzen 9 7940HSに対して6%優れ、デスクトップ向けのCore i7-12700Kに対しては7%劣るレベルの性能とかなり高めの性能を発揮しています。
Snapdragon X Eliteは発売までまだまだ時間があるため、今後の最適化や筐体の冷却性能によって今回明らかになったベンチマークより性能が上がる可能性も十分あるため、市販する段階ではどのような性能が発揮されるのか注目です。
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