QualcommがSnapdragon 8 Gen 4を4.26 GHzまで向上へ。Apple A18のベンチマークに対抗するため?

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QualcommがSnapdragon 8 Gen 4を4.26 GHzまで向上へ。Apple A18にベンチマークスコアで対抗するため?

Qualcommではハイエンドスマートフォン向けにSnapdragon 8 Gen 4を2024年秋以降に投入を予定し、ライバルはMediaTekのDimensity 9400などもありますがベンチマークとしてはAppleのA18 Proを意識したプロセッサになっており、消費電力が非常に大きいものの、4 GHzを超えるような動作クロックを目指して開発が進められているとも言われています。しかし、Qualcommでは最近発表されたApple M4プロセッサのベンチマーク性能などを見て、2024年秋に投入されるApple A18 Proは非常に高いシングルコア性能を持つことを想定し、動作クロックなどを当初の計画よりも高めに設定することを計画している事が明らかになりました。

Snapdragon 8 Gen 4はQualcommがSnapdragon X Eliteなどで採用しているOryonコアをベースにスマートフォン向けにカスタマイズしたコアが搭載されるのですが、このOryonコアはARMv8アーキテクチャーを基に設計されています。一方で、ライバルのApple M4をベースにするApple A18とA18 ProではARMv9アーキテクチャーを基に設計されているため、Geekbenchをはじめとするベンチマークでは非常に高いスコアを記録しています。

そのため、Qualcommでは2024年6月をめどにSnapdragon 8 Gen 4の動作クロックを4.26 GHzで最終調整する方針で動いている可能性があるとのことです。

Snapdragon 8 Gen 4は2コアのプライムコア(Phoenix-L)と4コアのPコア(Phoenix-L)を備えた6コアプロセッサで、プライムコア自体は最大4.3 GHzでの動作も可能と過去のリークでも言われていました。しかし、これだけ高い動作クロックで動かすとシングルコア動作でも10W近い消費電力に達すると言われ、バッテリー持続時間や冷却の問題から多くのスマートフォンでは4.0 GHz程度に下げられるのではないかとも見られています。そのため、例え4.26 GHzで動作するように調整されたとしても高価で高性能な冷却機構と大容量バッテリーを搭載した一部のハイエンドモデルでしか4.26 GHzでの動作は困難と言え、仮にこの動作クロックで動かせても、瞬間的なブーストでの利用に留まると考えられます。

コメント

QualcommがSnapdragon 8 Gen 4の動作クロックをここまで高めたい理由は、単純にApple A18 Proなどより高い性能であることをアピールしたいだけの様に見え、多くのユーザーが求める電力効率やゲームなどで肝心なGPU性能の優先順位が下がっていないか不安になる動きです。特にApple M4のベンチマークスコアが高かったのはARMv9アーキテクチャーから使えるSMEなどが有利に働いていただけとも言われていますので、ベンチマークを過度に意識しすぎないでほしいと個人的には思いますね。まぁと言ってもベンチマークのスコアが高ければ話題性にも繋がるため頑張りたい気持ちもわかりますが。

補足情報

Snapdragon 8 Gen 4はQualcommが開発中のハイエンドスマートフォン向けSoCで、現行のSnapdragon 8 Gen 3の後継モデルになります。

同SoCではQualcommが独自開発したコアを搭載し、既にリークとして出ているGeekbenchベンチマークではApple A18 Proのマルチコアスコアを大きく超える10000ポイント程度になる見込みで非常に高性能なSoCになります。

ただ、2024年4月時点ではまだ開発中ではあるものの、高い消費電力と発熱に悩まされているという情報もあります。

製品ジャンルメーカー製品名発売予定時期
スマートフォン向けSoCQualcommSnapdragon 8 Gen 42024年10月以降

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