『Zen 3』Ryzen 9 5900Xは12コア、Ryzen 7 5800Xは8コア搭載

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10月8日発表となる『Zen 3』Ryzenですが、シリーズ名と一部ラインアップのコア数について情報が出現しました。

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Zen 3 Ryzenは5000シリーズに。ラインアップは大きく変らず

AMD関係のリーク情報に詳しいソフトウェアエンジニアのPatrick Shur氏によると、『Zen 3』Ryzenは5000シリーズと命名されるとの事。これはデスクトップ向けとモバイル向け両方に適用されるとの事です。

この情報自体、8月から囁かれていた噂で新しい発見ではないですが、ラインアップについて一部リークされています。

ここでは、Ryzen 9 5900Xでは12コア、Ryzen 7 5800Xでは8コアが搭載されることが示唆されており、製品のラインアップは現行から『Zen 3』Ryzenで大きく変る事は無さそうです。

一方で、現行ラインアップには無い10コアRyzenが『Zen 3』から登場する予定もあり、5800Xと5900Xの間を埋めるように10コア版は5850Xとなる可能性があります。

コア数は据え置き。初の大幅改良でIPCとI/Oチップの性能向上

まだ公式発表は無いもののコア数は現行の『Zen 2』Ryzenシリーズから大きな変更はなく最大は16コアとなる見込みです。また、Threadripperでも最大は64コアとなると見られています。

一方で、『Zen 3』Ryzenではコア数を据え置きにする分、アーキテクチャー面で大きな進化を目指すとの事です。特に注目すべき点は以下のリストの通りです。

  • Zenアーキテクチャーの大幅改良が施され、ワットパフォーマンスとスケーラビリティーの向上
  • アーキテクチャー改良によるIPCの向上とCCX1個に付き8コア化
  • 新しいI/Oチップによる性能向上
  • SMT (ハイパースレッド)性能向上
  • より高いブーストクロックに加え、ブーストを数分間維持できる設計

大きく改良される『Zen 3』Ryzenですが、10月8日に発表され、最も早く発売される商品は10月末から11月上旬になるものと思われます。

『Zen 3』Ryzenのラインアップはほぼほぼ変わらないという情報は過去に何度か出ていましたが、一方で現行の16コア32スレッド以上増やしても性能を持て余すだけのため、IPCやI/Oチップ改良による性能向上は理にかなっていると考えられます。
また、高いブーストクロックはもちろんの事、持続してブーストを掛けられるのはゲームのロードや動画のエンコードなどで威力を発揮しそうです。
期待が高まる『Zen 3』Ryzenですが、あと3週間ほどで発表ですので、新しい情報にも期待です。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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