iGPUを内蔵したRyzenがまもなくリリースされる予定ですが、今回8コア16スレッドを搭載したRyzen 7 5700GのCPU-Zベンチマークが出現しました。
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ES品がリークしCPU-Zでベンチマーク計測
今回のリーク元は中国のテック系情報サイトであるWexinで、Ryzen 7 5700GのES品を手に入れCPU-Zでベンチマーク計測がされています。
性能はRyzen 7 5800Xより約5%低い
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今回、出現したES品のRyzen 7 5700Gでは、8コア16コアを搭載し、ベースクロックは3.0GHz、ブーストクロックは4.45GHzとなっています。クロック周波数については、ES品であるため最終品ではより高まる可能性があります。このRyzen 7 5700Gでは、4MBのL2キャッシュ、16MBのL3キャッシュを搭載しており、TDPは65W程度と見込まれています。アーキテクチャーは『Zen3』を採用しているものの、Ryzen 7 5700GのベースとなるのはCezanneと呼ばれるモバイル向けCPUとなっています。そのため、キャッシュ周りなどは全く同じ仕様となっています。
性能面では、シングルコアが614pt、マルチコアが6296ptとなっています。デスクトップ向けとして設計されたRyzen 7 5800Xではシングルコアが650pt、6593ptとなっています。そのため、Ryzen 7 5700GではRyzen 7 5800Xに比べて約シングルコアが約6%、マルチコアでは約5%低い性能となっています。
また、一世代前となるRyzen 7 4750Gとの比較では、Ryzen 7 5700Gがシングルコアで約13%、マルチコアで約5%の性能向上が記録されておりモバイル向けであるCezanneをベースとしつつもデスクトップ向けCPUとしては遜色のない性能を発揮しています。
これは参考ですが、ベンチマーク計測はオーバークロック状態でも計測されており1.468Vで4.7GHzでの動作がされています。その際の性能はシングルコアが647pt、マルチコアが6960ptとなっておりシングルコアはRyzen 7 5800Xと同等、マルチコアは約6%上回る結果となっています。
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