AMDがRyzen 7 5700X3DやRyzen 5 5500X3Dを計画中。ソケットAM4はまだまだ現役?

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AMDがソケットAM4対応CPUのRyzen 7 5700X3DとRyzen 5 5500X3Dの投入を計画中。AM4はまだまだ現役?

AMDは2022年に3D V-Cacheを搭載したRyzen 7 5800X3DをソケットAM4向けに発売し、続いて同年10月にはソケットAM5対応のRyzen 7000シリーズを市場に投入しました。当初、Ryzen 7000シリーズの登場により、ソケットAM4向けの新しいCPUの投入は見込まれていませんでした。しかし、DDR4対応という点や全体的なコスト面での利点から、2023年11月の時点でもソケットAM4は引き続き人気があります。このため、AMDは北米のMicrocenter限定モデルとしてRyzen 5 5600X3Dを発売するなど、新しいCPUの投入を続けています。そして、さらにRyzen 7 5700X3DやRyzen 5 5500X3Dなど、2つの追加モデルが3D V-Cacheを搭載したRyzen 5000シリーズとして新たに市場に投入される予定です。

リーカーのchi11eddog氏によると、AMDはRyzen 7 5700X3DとRyzen 5 5500X3Dの2モデルの3D V-Cache搭載CPUを投入する計画のようです。

Ryzen 7 5700X3Dは、Ryzen 7 5800X3Dと同様に8コア16スレッドで、L3キャッシュも96MBとほぼ同じ構成ですが、動作クロックがベース3.0 GHz、ブースト時4.1 GHzと、Ryzen 7 5800X3Dより400~500 MHz低く設定されています。

Ryzen 5 5500X3Dも動作クロックを下げたモデルで、Ryzen 5 5600X3Dと比べて300~400 MHz低いベース3.0 GHz、ブースト時4.0 GHzに設定されています。しかし、動作クロック以外に大きな変更はなく、6コア12スレッドでL3キャッシュは96MBを搭載しています。

これら2モデルの価格帯や販売戦略についてはまだ明らかになっていません。ただし、Ryzen 5 5600X3Dの販売状況が好調であり、AMDがソケットAM5向けにエントリーモデルを投入できていない現状を考えると、ソケットAM4対応CPUの追加は戦略的な動きと見られます。特にデスクトップ向けCPU市場では現在Intelが幅広いラインアップを揃えており、AMDはこの分野での強化を図ることでIntelのエントリーからミドルレンジ向けCPUに対抗する構えのようです。

なお、このRyzen 7 5700X3DやRyzen 5 5500X3Dは300~500シリーズマザーボードでも動作するため初期のRyzenを使用しているユーザーでも乗り換える事が可能になっていますので古めのRyzenを持っているユーザーにとっても発売されれば魅力的なモデルになると言えそうです。

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