AMD Radeon RX 6X50系のベンチマーク出現。最上位モデルはGeForce RTX 3090 Ti越えに

本記事は広告およびアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
この記事は最終更新日から1年経過しています。掲載内容や情報が古い可能性があります。
  • URLをコピーしました!

AMDでは5月10日にRadeon RX 6000シリーズのリフレッシュモデルであるRadeon RX 6X50 XTシリーズの発売を予定していますが、発売日前に最上位モデルであるRadeon RX 6950 XTのベンチマークが出現しました。

目次

リフレッシュモデルとなるRadeon RX 6950 XT

AMD Radeon RX 6950 XT, RX 6750 XT, RX 6650 XT 3DMark Synthetic Benchmarks Leak Out – 6950 XT Faster Than NVIDIA RTX 3090 Ti In Time Spy & Fire Strike (wccftech.com)

AMDでは2020年末にRadeon RX 6000シリーズを発売しましたが、序盤に投入が行われたハイエンドモデルであるRadeon RX 6900 XTなどは発売から既に1年以上が経過しています。一方でNVIDIAも2020年末頃にGeForce RTX 3000シリーズを発売し、序盤にハイエンドモデルであるGeForce RTX 3080やRTX 3090などを投入していますが、AMDとは対象的にRTX 3080 TiやRTX 3080 12GB版そして、今年3月頃にはRTX 3090 Tiなど性能向上モデルを続々と投入しています。

このようなNVIDIAの動向に対してAMDも若干遅くはなっていますが、5月10日にRadeon RX 6950 XT、RX 6750 XT、RX 6650 XTとリフレッシュモデルを3モデル投入予定としていますが、今回この3つのモデルに関する3D Mark ベンチマーク結果が出現しました。

全モデルでオリジナルより10%以上の性能向上を記録。RX 6950 XTはRTX 3090 Tiを6%上回る

今回、ベンチマークについてはwccftechが独自に入手したようで、3D Mark系ベンチマークの結果が掲載されています。GPUについてはリファレンスモデルが用いられての計測との事ですが、CPUなど他の要素でも3D Markの結果は変化するため、注意は必要となっています。

[visualizer id=”15884″ lazy=”no” class=””]

結果としては、オリジナルとリフレッシュモデルで比べるとRadeon RX 6950 XTではRX 6900 XTに対して約20%、RX 6750 XTではRX 6700 XTに対して約16%、RX 6650 XTではRX 6600 XTに対して約11%の性能向上が記録されています。

NVIDIAモデルと比べると、Radeon RX 6950 XTのライバルであるGeForce RTX 3090 Tiに対しては、RX 6950 XTがRTX 3090 Tiを約6.5%上回っています。また、RX 6700 XTではRTX 3070を10%近く下回っていたものの、RX 6750 XTではRTX 3070を3%上回る性能に強化がされています。

なお、3DMark TimeSpy以外のベンチマークについてはwccftechにRX 6950 XT、RX 6750 XT、RX 6650 XT、3モデルのスコアが掲載されているので気になる方はリンク先へアクセスください。

AMD Radeon RX 6950 XT, RX 6750 XT, RX 6650 XT 3DMark Synthetic Benchmarks Leak Out – 6950 XT Faster Than NVIDIA RTX 3090 Ti In Time Spy & Fire Strike (wccftech.com)

Radeon RX 6X50 XTの最終仕様も判明

リフレッシュモデルモデルではオリジナルモデルに対してCU数などに変更は加えられないものの、全体的に動作クロックやVRAM速度の向上が行われる見込みで、最終仕様についても明らかになっています。

Radeon RX 6950 XT

Radeon RX 6950 XTではGPUコアにはNavi 21 XTXHが採用され、動作クロックがベースクロックが2015 MHzから2100 MHzに、ブーストクロックが2250 MHzから2310 MHzへと約4%向上しています。また、VRAMについては16 Gbpsから18 Gbpsへ速度が向上しており、128MBのInfinity Cacheと併せると高い帯域幅を確保する事が出来、4Kなど高負荷時の性能が向上すると見られています。

全体的な動作クロックが上がっているため、TBPについては上がる予定で、TBPは300Wから335Wになる見込みです。

Radeon RX 6750 XT

Radeon RX 6750 XTでは動作クロックが3%ほど向上しており、ベースクロックは2424 MHzから2495 MHz、ブーストクロックは2581 MHzから2600 MHzへ変更が加えられています。また、VRAMについても16 Gbpsから18 Gbps品へアップグレードが図られており、TBPについてはRX 6700 XTから20W増となる250Wになる見込みです。

Radeon RX 6650 XT

Radeon RX 6650 XTも他のRX 6X50系の同じく動作クロックの向上が行われており、2%上がる見込みです。ベースクロックは2359 MHzから2410 MHz、ブーストクロックは2589 MHzから2635 MHzへそれぞれ向上します。VRAMについても14 Gbpsから17.5 Gbpsへアップグレードがされており、高負荷時の性能向上が期待されています。TBPについてはRX 6650 XTも20W増となる見込みで、TBPは180Wとなる見込みです。

Radeon RX 6X50系のリファレンスモデルについては、RX 6750 XTのベンチマークが出現した際にはRX 6700 XT間でほとんど変化がありませんでしたが、3DMarkにおいては動作クロックやVRAM速度向上による効果が発揮されているようです。Radeon RX 6950 XTにおいてはGeForce RTX 3090 Tiを超える性能を記録する中でTBPは100W近く低い値で同等以上の性能を記録していることからワット・パフォーマンスについては高い傾向にあるようですが、AMDの場合、レイトレーシング性能はRDNA 2を引き続き採用しているため、あまり大きな変化が見られない事やもうすぐRDNA3を採用するRadeon RX 7000シリーズが発売されるため、人気が出るかどうかは価格次第と言えそうです。

噂ではRX 6X50 XT系では価格が安価に設定され、販売価格も安価になると見られているため、そこそこの性能を安い価格で欲しいという人にとっては狙い目となりそうです。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次