NVIDIA GeForce RTX 4060 Tiの3DMarkベンチマーク登場。狭いバス幅で高解像度は苦手。

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NVIDIAではGeForce RTX 4000シリーズのメインストリーム向けモデル初号機となるGeForce RTX 4060 Ti 8GB版の発売を2023年5月24日に予定していますが、今回このRTX 4060 Ti 8GB版の3DMarkベンチマークの結果がリークとして登場しました。

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GeForce RTX 4060 Tiの3DMarkベンチマーク結果が登場。バス幅で高解像度は苦手な模様。

NVIDIAではGeForce RTX 4000シリーズの中でメインストリーム向けとなるGeForce RTX 4060シリーズを2023年5月18日に発表を行いましたが、この中で最初に発売されるGeForce RTX 4060 Ti 8GB版の3DMarkベンチマーク結果がVideocardzに掲載されました。

AMD Radeon RX 7600 and NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti 3DMark performance leaks out – VideoCardz.com

GeForce RTX 4060 Ti 8GB版の仕様としては、Ada Lovelace系としては最下位GPUであるAD107 GPUを採用し、CUDAコアは4352基、VRAMには18Gbpsで動作するGDDR6を8GBを128-bitのバス幅で接続される構成となっています。この仕様は前世代のRTX 3060 Tiに比べるとコア数やバス幅など軒並み減少し、パフォーマンスの影響が心配されますが、GPUコア自体の性能はアーキテクチャー改良と動作クロック向上、VRAMのバス幅や容量についてはL2キャッシュの増大などでカバーし、性能はRTX 3060 Tiに対して15%向上しているとNVIDIAは発表をしています。

DirectX12を使用しており高負荷で最新タイトルでのパフォーマンスを予測するには最適な『3DMark Time Spy』でにおいては1440p環境ではGeForce RTX 4060 Tiは前世代のRTX 3060 Tiを14%上回っており、NVIDIAが発表した通りの結果になっています。ただ、4K解像度に上げるとRTX 3060 Tiとの差は約10%の向上に落ちているため、128-bit化によって高負荷では性能が若干落ちるようです。

レイトレーシング性能を計測するSpeed WayにおいてはRTX 3060 Tiと比べると7.7%の向上に留まっており、こちらもバス幅削減によってパフォーマンスが頭打ちになっていると見られています。

3DMark Fire Strikeの1080p解像度ではRTX 4060 TiはRTX 3060 Tiに比べて14%とこちらもNVIDIAの発表通りの結果になっています。しかし、1440p解像度では差は11%に縮み、4K解像度では2%の向上に留まるなど解像度を上げると性能の伸びが頭打ちになる傾向が明らかになっています。結果的に、4K解像度ではRadeon RX 7600などAMDのミドルレンジモデルとの差も5%以内に迫られるなど高解像度は本当に苦手のようです。

ただ、NVIDIAではあくまでRTX 4060 Tiは1080p用途に最適化したグラフィックスカードであるため、1440pや4K解像度では性能が出なくて当然と言う考え方でマーケティングをしているため1440p以上の解像度でゲームをプレイするという人は素直にRTX 4070以上を購入する事がオススメと言えます。

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コメント

コメント一覧 (1件)

  • 高解像度向けじゃないからって、フルHDじゃ過剰なんだよな
    つまり帯に短し襷に長しそのもの

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