GDDR6X搭載、GeForce RTX 3060 TiはGDDR6版に比べて7%の性能向上へ

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NVIDIAでは2020年12月2日にアッパーミドルレンジ帯となるGeForce RTX 3060 Tiを発売し、発売から2年が経つタイミングでVRAM仕様をGDDR6Xにアップグレードしたモデルの発売を予定していますが、今回このGDDR6Xにアップグレードしたモデルのベンチマーク結果が出現しました。

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アッパーミドルのGeForce RTX 3060 Ti

NVIDIA GeForce RTX 3060 Tiは2020年12月2日に発売されたアッパーミドルレンジ帯のグラフィックカードで、GeForce RTX 3070と同じGA104 GPUを搭載し、CUDAコアは4864基、VRAMには14Gbpsの速度で動作するGDDR6が8GBでバス幅256-bitで接続がされます。

パフォーマンスとしてはRTX 3060よりも高く、1080p程度の解像度であれば多くのゲームで120fps以上、1440pでも60fps~100fps程度で動作する一方で、値段は6万円前半で販売とコストパフォーマンスが比較的高いモデルとなっています。

そんな、GeForce RTX 3060 Tiですが、発売から2年が経とうとしている事や次世代モデルとなるGeForce RTX 4060 Tiなどは2023年中旬以降の登場になる事からRTX 3060 Tiに搭載されているGDDR6をより高速なGDDR6XにアップグレードしたGeForce RTX 3060 Ti GDDR6X版の投入を行う予定のようで今回、そのGDDR6X版のベンチマーク情報が出現しました。

関連記事:NVIDIA GeForce RTX 3000シリーズ新モデルが10月末に登場。GDDR6X化など

GeForce RTX 3060 Ti GDDR6Xでは性能が7~10%向上へ

NVIDIA GeForce RTX 3060 Ti GDDR6X is at least 7% faster than GDDR6 variant in 3DMark tests – VideoCardz.com

今回、RTX 3060 TiのGDDR6X版のベンチマークについてはVideocardzが独自のソースより入手したようです。このRTX 3060 Tiに搭載されるGDDR6Xについては速度は19Gbpsになるようで、GDDR6の14Gbpsに比べて35%高速化されており、帯域幅は448GB/sから608GB/sへ大きく向上、RTX 3070 Ti並みになっています。

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3DMarkを用いたベンチマークではRTX 3060 Ti GDDR6X版はオリジナルのGDDR6版に比べて7~10%ほど性能が向上しています。

実際のゲームにおいてはこれだけ大きな差が出るかはゲームエンジンや解像度などに大きく依存はしますが、1440pを超える解像度やテクスチャー解像度が高いオープンワールド系のゲームであればVRAM速度と帯域幅の向上による恩恵は3DMark並みかそれ以上に受ける事が出来ると見られています。

なおこのRTX 3060 Ti GDDR6X版については2022年10月頃の登場が予定されていましたが、RTX 4080 12GBの発売中止などAIBの負担が大きいため、2022年11月頃発売へ延期される方向になっているようです。

 

RTX 3060 TiのGDDR6X版については発売からまもなく2年が経過することや、後継モデルであるRTX 4060 Tiの登場が不明であることから表向きには売上テコ入れのためGDDR6Xへのアップグレード版を提供するものと見られています。

ただ、このGDDR6XへのアップグレードについてはNVIDIA側の都合もあると考えられ、メモリーモジュールを上位のRTX 3070 TiやRTX 4080含めて共通化しコストの削減、そしてもうアップグレード版を提供する事で販売価格が大きく下がる事を防ぐ意味合いなども含まれていると考えられます。

 

 

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