Intelから2021年に登場するCPUは『Alder Lake』、その次は『Meteor Lake』と言う事が判明していますが、その更に先に登場するモデルの名称などのリークが出現しました。
2025年までのIntel CPUの名称と概要がリーク
Anandtechの掲示板上にCurmudgeon666と呼ばれるユーザーがIntelのデスクトップ向けCPUの名称や一部の情報をリークしました。情報源はこのAnandtechの掲示板とReddit上の2つであり、無名のリーカーであることから信憑性が高いとは言えませんが、もしかしたら本当かもしれないという事で取り上げて行きます。
なお、2021年以降に登場するIntel CPUはすべて異種混合コアを採用しており、この点は過去にMoore’s Law is Deadで出現した情報とは合致しています。
2021Q4~2022Q1 : Alder Lake (Golden Cove+Gracemont)
Alder Lakeについては周知のとおり、2021年末から2022年初旬に登場するCPUでIntelとしては本格的に異種混合コアを投入する初のCPUとなります。詳細は以下のまとめからご覧ください。
Intel 第12世代Core CPU『Alder Lake-S』最新情報まとめ
2022Q3~2022Q4 : Raptor Lake (Raptor Cove + Gracemont)
Raptor LakeについてはP-coreがRaptor Cove?に変更されるものの全面刷新では無くマイナーチェンジと見られています。P-Coreが最大8コアでAlder Lakeから据え置かれるものの、E-Coreは8コアから16コアに増え、電力効率が向上すると見られています。
Alder Lakeの詳細情報が出現。Raptor Lakeについても少しだけ判明
2023Q2 : Meteor Lake (Redwood Cove / Crestmont)
Meteor Lakeは2023年中頃の登場が予定されており、Intel初のMCMが採用されるとの事です。また、TSMCが生産するCPUとIntelが生産するCPUが混在するとも見られています。このMetor Lakeについては、プロセス微細化による性能向上が主眼とされているため、パフォーマンス面では大きくは上昇しないと見られています。
2023Q4 : Arrow Lake (Lion Cove / Skymont)
Arrow Lakeでは8~32コアまで搭載できる構成となる模様で、AMDが用意する多コアCPUに対抗できる製品になると見られています。なお、Meteor Lake登場から半年という事で若干スケジュールに違和感はあります。
2024Q4 : Lunar Lake (Lion Cove / Skymont)
アーキテクチャー面ではArrow Lakeの同じになっていますが、TSMC 3nmを採用し、大きなパフォーマンス向上が見込まれているとの事。Intelとしては、パフォーマンスと電力効率の両面でAMDとAppleを越える事を目標としているようです。
2025 : Nova Lake (Panther Cove [仮]/ Darkmont)
Nova Lakeでは過去最大のCPUアーキテクチャーの刷新になると見られており、2006年に登場したCoreシリーズ並みになるとの事です。Intelでは全く新しいアーキテクチャーをゼロから作っており、Lunar Lakeに対して約50%の性能向上が予定されているとの事です。IntelでNehalemの開発を指揮したGlenn Hinton氏が戻ったのはこのCPUの開発をするためだそうです。
リークの確度に付いては不安が残るものの、確実なことはIntelは今後も異種混合コアを継続していく予定と言う事です。また、14nm+++++など同じプロセスやアーキテクチャーを長期に渡って使う事はしないようですのでその点では一安心です。ちなみに2025年に登場するNova Lakeは全く新しいアーキテクチャーになるとの事ですが、そこを境に○○Lakeは卒業となるかもしれません。もし○○Lake継続であればいつかはBiwa Lakeとかが出るんですかね。
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