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Radeon RX 6600 XTのOpenCLベンチマーク出現。最大2.9GHzが145Wで動作。

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AMD Radeon RX 6600 XTは8月11日に発売が予定されていますが、一足先にGeekbench上にRadeon RX 6600 XTのOpenCLパフォーマンスが出現しました。

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GeekbenchにRadeon RX 6600 XTが出現

AMD Radeon RX 6600 XT OpenCL Performance Benchmarks Unveil Crazy Clocks & Great RDNA 2 Efficiency (wccftech.com)

AMD Radeon RX 6600 XTは8月11日に発売が予定されているミドルレンジ帯のグラフィックスカードとなります。公式発表では、ゲームクロックが2359MHzでTDPが160Wとなっていますが、Geekbench上に出現したOpenCLベンチマークでは公式発表の動作クロックやTDPより良化した値が記録されています。

TDPは145Wで温度は最大53度。動作クロックは最大2.9GHz

ASUS System Product Name - Geekbench Browser

ASUS System Product Name - Geekbench Browser

ベンチマークはCore i9-10900Kを搭載したPCで記録されており、GPUにはNavi 23を示すgfx1032と記載されています。これは恐らくAMD Radeon RX 6600 XTを指しています。

仕様を見て見ると、CU数は何故か16と記載されており、Radeon RX 6600 XTの発表にあった32CUから半減していますがこれは恐らくドライバーかGeekbench側の不具合と見られています。

このベンチマークの仕様で興味深い点は、最大動作クロックが2900MHzと記録されており、AMDが発表したゲームクロックである2359MHzを大きく上回っている点です。

また、これらGeekbench結果の詳細ログを確認すると、TDPについては145Wが記録されており、こちらもAMDが発表したTDP160Wより15Wほど良化している結果となっています。温度についても最大で53度と空冷GPUとしては非常に低く収まっています。

パフォーマンス面においては、スコアは76661ptを記録しておりRadeon RX 5700 XTの73672ptと同等レベルのスコアを記録しています。Radeon RX 5700 XTではTDPが225Wである事や2900MHzでの動作は出来ない事からRadeon RX 6600 XTではRDNA2アーキテクチャーの高いワットパフォーマンスやアーキテクチャー面での恩恵を受けているように見られます。

RDNA1とRDNA2の間ではプロセスノードは同じTSMC 7nmを採用していますが、性能を維持しつつ、消費電力を7割程度にまで削減するほどのワットパフォーマンスの向上が果たされています。AMDとしては、これらをプロセス微細化に頼らず、アーキテクチャーの刷新だけで実現できたことになります。

 

AMD Radeon RX 6600 XTについては8月6日金曜日にレビューが解禁される予定となっているため、このリークは若干フライング気味のモノになっています。TDPについてはかなり低く抑えられている事から、性能次第ではMini-ITXなどコンパクトPCなどに最適なGPUとなりそうな予感がします。

この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
自作PC歴は10年以上、加えて経済やマーケティングなどの知識もあるため、これらを組み合わせて高い買い物でもある自作PCやガジェットをこれから買おうと思ってる人の役に立てるような記事を提供できるよう心がけています。
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