iPhone 16では価格が値上がりする可能性。原因はサムスンの戦略変更?

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iPhone 16では価格が値上げとなる可能性。原因はDRAM価格の高騰。一方でiPhone 15はサムスンに救われていた。

iPhone 15 ProやiPhone 15については日本では販売価格が先代のiPhone 14シリーズに比べて値上がりとなっていますが、これは主に円安など為替相場が原因となっています。一方で、北米においてはiPhone 15やiPhone 15 Proについてはそれぞれ最安値モデルが$799、$999からとなっており価格は据え置かれています。しかし、どうやらこの価格据え置きはDRAM価格の下落などサムスンの戦略ミスが原因となっていたようです。

iPhone 15およびiPhone 15 Proにおいては機能の追加や内蔵SoCの高性能化が行われており、すべてのモデルでDRAMは8GBに増量され、特にiPhone 15 Proにおいては3nmで製造されるA17 Pro、チタニウム筐体そしてiPhone 15 Pro Maxではペリスコープレンズ搭載などコスト高騰要素が多くあります。

しかし、冒頭記載の通りiPhone 15シリーズの価格は先代のiPhone 14シリーズから価格は据え置かれているのですが、まずこの価格据え置きに大きく貢献していたのがDRAM価格の下落でその主な原因はサムスンだったようです。

DDRやSSD価格高騰へ。Samsungがメモリー生産を大減産。需要減少を反映

iPhoneなどスマートフォンにおいては製造原価の内、10%がDRAMやNANDフラッシュなどを占めておりコンポーネントとしては比較的高い比重を占めています。そんな中でDRAMやNANDフラッシュの価格については業界最大手のサムスンがライバルのMicronやSK Hynixなどが減産に踏み切る中でも減産を行わない方針を2023年上半期までは貫いていました。その結果、DRAM価格は過去に例を見ないぐらいに下がってしまいましまい、このDRAM価格低下に目を付けたAppleが、過剰な在庫を非常に安い価格で勝ち取ったっとのことです。

そのため、iPhone 15では価格据え置きを実現し、特にiPhone 15 Pro Maxにおいては128GBモデルが廃止となり最安値モデルの価格は引き上げられていますが、256GBは価格据え置きでの発売を実現できたとのことです。

しかし、この流れはiPhone 16までは続けることは非常に難しくなるとの事です。

Press Center | TrendForce – Market research, price trend of DRAM, NAND Flash, LEDs, TFT-LCD and green energy, PV

サムスンをはじめ、MicronやSK HynixなどDRAMやNANDを製造するメーカーについては減産を続けておりこれらメモリーの価格は2023年末から反転し2024年には値上がりに転じると言われています。さらに、2023年末にかけては減産の影響のみならずPCやスマートフォンの需要の回復による需要増も予測されているため、iPhone 15やiPhone 15 Proの価格据え置きの源となっていたDRAMやNANDでのコストダウンは困難となるため今後登場するiPhone 16やiPhone 16 Proなどでは値上がりが行われる可能性が非常に大きいとのことです。

ただ、iPhoneについてはAppleの主力製品でもあるため値上げによる販売台数減少と価格据え置きによる利益減少を天秤にかけて検討が行われるものと考えられます。特に日本や北米においてはGoogle Pixelなどの販売台数が伸びている事もあるため、Appleとしては単純に部品代が上がったから価格も引き上げると言う強気な価格設定は難しくなってきていますので、どのような戦略で戦っていくのか注目です。

(あとこの調子で$=150円のままiPhone 16が値上がりとなるとiPhone 16 Proは最低17万円からになるのでそろそろ買える人少なくなっていきそう・・・)

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