iPhone 16 Proなどに搭載予定のA18 Pro SoCは期待外れの性能。バッテリー寿命を優先したい?
Appleでは2024年秋以降にiPhone 16 Proの発売を計画しており、同端末にはApple A18 Proと呼ばれる新しいSoCが搭載されると見られています。ただ、このApple A18 Proについて性能があまり上がらない可能性がリーカーからの情報で明らかになっています。
韓国のリーカーによると、AppleのA18 ProについてはA17 Proに対して10%の性能向上に留まる可能性が指摘されています。
この性能が事実であればApple A18 ProではGeekbench 6のスコアは8000ポイント程度になり、Snapdragon 8 Gen 4やDimensity 9400の試作品で記録されているスコアさえも下回る結果になります。
AppleのAシリーズについてはGeekbench含むベンチマークでは性能が非常に高かったのですが、その大きな要因はTSMCの先端プロセスを使用していたことに起因していますが、2024年に登場する多くのスマートフォン向けSoCはApple A18 Proと同じTSMC N3Eで製造されるため、製造プロセスによるアドバンテージはあまり期待できません。
そのため、Appleとしては性能競争からは一歩引き、多くのユーザーに恩恵があるバッテリーの持続時間の延長などに力を注ぐ可能性がありそうです。また、2024年秋に投入されるiOS18ではAI機能を目玉にしているとも言われているためApple A18 ProについてはNeural Engineのためにより多くのダイ面積を使うなど今までと方向性の異なるSoCとなる可能性が高そうです。
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