GPDがSwitchサイズの外付けGPUを開発中。Radeon RX 7600M XTを内蔵。

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GPDがNintendo Switchサイズの小型外付けグラフィックカードを開発中。Radeon RX 7600M XTを内蔵。

GPDではSteam DeckやASUS ROG Allyのような小型なハンドヘルドゲーミングデバイスなどを製造していますが、これらのデバイス最大の弱点がZen 4+RDNA 3の様なAPUを搭載していても一部ゲームでは性能不足となり快適なプレイが出来ない所にあります。この問題に対して、ASUS ROG AllyではノートPC向けに搭載されるRTX 4090を外付け可能なROG XG Mobileなども接続できますがコネクターがASUS独自規格であったり、RTX 4090搭載という事で価格的にも非常に高くなっています。

そのため、GPDでは最大40Gbpsの帯域幅を持つThunderboltおよびUSB4ポートを介して接続されるGPD G1と呼ばれる外付けGPUを開発中で、2023年頃を目途に発売を行う予定のようです。このGPD G1ではAMDのノートPC向けディスクリートGPUであるRadeon RX 7600M XTを内蔵するとともに、最大240Wまで対応可能なGaN電源が内蔵されており、外付けGPUだけに電源を供給すればGPD G1と共に接続されている端末への充電も可能となるようです。

このRadeon RX 7600M XTについてはデスクトップ向けのRadeon RX 7600と似た仕様になっており32基のCompute Unitと32MBのInfinity Cacheそして、8GBのGDDR6を搭載し、出力端子としてはHDMI 2.1ポートを1つと、DisplayPort 1.4が2つ備わっています。

性能面についてはノートPC向けRTX 4060およびRTX 3070並みの性能となっており、ASUSが発売するRTX 4090搭載のROG XG Mobileに比べると性能面では劣りますが、1年ぐらい前のタイトルなら最高画質で、最新タイトルであれば画質設定を若干落とせば1080pで快適に動作させるだけの性能を持っていると見られています。

このGPD G1の価格や具体的な発売日については明らかにされていませんが、価格については北米で約$700程度で販売されるとのことで、$1999するROG XG Mobileに比べると非常に安くなっています。ただ、普通のディスクリートGPUを購入する事を考えると、内蔵する電源ユニットやThunderbolt/USB4などを備えているため高価になっています。

サイズについては225mm x 111 mm x 29.8mmでNintendo Switch並みのサイズ感となっています。GPDによるとこれは世界最小の外付けグラフィックカードになるとのことで、旅先のホテルなどでも快適にゲームをプレイしたいというユーザーには最適な選択肢となると言えます。

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コメント

コメント一覧 (3件)

  • SwitchライクなゲーミングPCには興味ないけど、
    ラップトップに繋ぐeGPUとしては破格のコンパクトさなので気になっています。
    Oculink?端子を拡張カードで追加出来れば小型PCにも繋げるようなので汎用性の高さ的にも。
    XGmobileの方がRTXでベターなんですが、いかんせん専用端子では…
    独自端子もUSB-C+oculinkのような雰囲気の形状なので、Cだけでも繋げられればよかったのに…

  • >DP2.1対応の件
    デスクトップRX7600のDP2.1対応もAIB次第のようなので、7600M XTも同様なのかもしれません。
    2.1いらんやろ、と製造元が判断すれば1.4で作られてるっぽいですね。
    実際下のクラスは1.4で十分と思います。

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