Google Pixel 8では5年までOSアップデートをサポートへ
GoogleのPixelスマートフォンについてはPixel 6からOSのアップデートが発売から約3年程度提供され、サムスン製スマートフォンは4年、iPhoneは約5年と言う形で、Android端末はiPhoneに比べてスマートフォンの寿命とも言えるOSアップデートのサポート期間が短い傾向にありますが、Googleがこの現状を変えるべく2023年秋頃に発表が予定されているPixel 8にてOSアップデートのサポート期間が5年に延長される可能性が出てきているようです。
Source: Google Pixel 8 will get more Android OS updates (9to5google.com)
9to5googleが持つ独自のソースによると、GoogleではTensor G3を搭載するPixel 8からAndroid OSのアップデート期間を5年程度まで延長される予定で、主力のAndroidスマートフォンとしてはOSアップデート期間が長いモデルになります。
Androidベースの端末で言うとNVIDIA Shieldが既に8年近くOSアップデートを継続しており、Androidだからアップデートができないという事はないことを証明しています。NVIDIAがここまで長い期間OSアップデートを実現できている背景にはNVIDIA Shieldに搭載されているSoCがNVIDIAのTegra X1やX1+などNVIDIAが製造しているSoCであるため、OSアップデートに必要な調整などが行いやすいためと見られています。
GoogleのPixelにおいてはNVIDIA Shieldの様に独自の自社開発のSoCであるTensorを搭載しているため、QualcommやMediaTek製SoCを搭載してる他社製スマートフォンよりアップデートに必要な最適化や調整が可能で、手間も少なくなっていると見られています。
GoogleとしてTensorを初めて搭載したのはPixel 6ですが、3世代目のTensor G3を搭載するPixel 8までOSの長期間のアップデートをサポートしなかった理由としてはGoogleとして初代TensorやTensor G2が年次を経た際、どのような最適化や不具合が発生するのかなどを見極めていた可能性がありそうです。特に、初代TensorやTensor G2ではモデム関係に不具合が発生するなども発生していたため、これらの不具合を完全に修正した上で5年に及ぶサポートを行う事を決めたと見られています。
AndroidとAppleのiOSを比べた際に、このOSアップデートのサポート期間はAndroidが大きく劣る点となっており、AppleのiOSでは2018年9月に発売がされ、まもなく発売から5年が経とうとしているiPhone XSに対してiOS 17が提供されます。また、2015年に発売がされたiPhone 6Sなども新機能などは追加されていませんが、iOS 15向けセキュリティーアップデートが提供されており8年の間OSアップデートが提供されています。
GoogleのPixel 8が情報の通り5年のOSアップデートをサポートする事になればAndroidで課題だったOSアップデート期間の短さが克服されると同時に他のスマートフォンでもこの動きに追従する動きが活発化するとも考えられ、消費者からの信頼を強化する事にも繋がるものと見られています。
コメント
コメント一覧 (1件)
「サムスン製スマートフォンは4年」とありますが、違うと思います。4世代のアップデート保障です。発売時が1世代目ですから3回のアップデート保障です。pixel6~は3年のアップデート保障なので、メジャーアップデートが1年に1回出るならば、3回実施される事になりサムスンのと変わりません。