Google PixelのPixel 6〜10で3月のアップデート後に発生したブートループ不具合が、3か月以上を経た現在も解消されていません。5月のアップデートでも一部端末では直らず、Googleは一律の修正パッチを出さずにサポート窓口での個別対応へ切り替えています。
ブートループ不具合が長期化、Googleは個別サポート対応へ
問題が始まったのは3月のPixel Drop(Android 16 QPR3)の配信後で、Pixel 6からPixel 10までの複数世代で起動ループが発生しました。Googleロゴから先に進まない、PINコードを入力した直後にクラッシュするといった症状が確認されています。本来は5月のアップデートが修正版となるはずでしたが、適用しても改善しないユーザーが残っており、原因の特定が難航しているとみられます。
修正を適用できない端末も
端末によってはリカバリーモードすら起動できず、修正用のアップデートをインストールする手段がないケースもあります。GoogleのIssue Trackerには影響を受けたユーザーから800件を超えるコメントが寄せられている状況です。Googleは3月から原因を調査していることを顧客にメールで通知し、特定の条件下で問題を解消する手順をまとめたとしています。ただ、この手順はWebサイトでは公開されず、Googleサポートへの問い合わせを通じてのみ案内されます。症状の出方が端末ごとに異なり、すべての端末に共通する解決策が用意できていないためです。一律のパッチを配布できないまま個別対応に切り替えた形で、復旧の見通しは端末ごとにばらつくとみられます。
Android 17ベータは適用回避を
すでに不具合が出ている場合は、Googleサポートに連絡して自分の端末の症状に応じた手順を確認するのが現実的な対処となります。あわせて、複数のユーザー報告によるとAndroid 17のベータ版を導入すると問題がさらに悪化するため、適用は避けるべきとされています。

