NVIDIA GeForce RTX 4060のPCIeレーンは8本?性能はRTX 3070並に向上。

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NVIDIAでは2022年9月20日に次世代GPUとなるGeForce RTX 4000シリーズの発表を行い、ハイエンドモデルから順次発売をすると見られていますが今回この中でミドルレンジやエントリー向けのGeForce RTX 4060やRTX 4050などに搭載されるGPUの情報が出現しました。

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GeForce RTX 4060以下に搭載予定のAD106とAD107 GPU

NVIDIAでは2022年9月20日のGTCにてGeForce RTX 4000シリーズの発表を行い、最上位モデルのRTX 4090から順番に発売がされていくと見られています。このRTX 4000シリーズではTSMC 4nmの採用や大容量なL2キャッシュを搭載され、ハイエンドモデルとなるRTX 4090は現行のハイエンドモデルのRTX 3090に対して一部ゲームなどでは2倍の性能を発揮するとも言われています。

今回はこのRTX 4000シリーズの中で売れ筋となるミドルレンジモデルであるRTX 4060などに搭載予定のAD106 GPUやエントリーモデルのRTX 4050などで採用されるかもしれないAD107 GPUに関するリーク情報が出現しました。

RTX 4060に搭載予定のAD106 GPUのPCIeはx8接続に。ただし性能はRTX 3060を1.7倍、RTX 3070を5%上回る。

 

Kopite7kimi氏によるとGeForce RTX 4060に搭載されるといわれているAD106 GPUに関してはあまりパワフルなGPUとはならず、3DMark TimeSpy Extremeのスコアはおおよそ7000pt以内になるとのことです。また、PCIeのレーン数に関してはAD106 GPUとRTX 4050などに搭載されるAD107 GPUは8レーンと現行のGA106やGA107の半分に減らされるようです。

3DMark TimeSpy Extremeが7000pt程度とのことですが、このスコアは現行のRTX 3000シリーズに置き換えるとRTX 3070 Tiの約7300ptとRTX 3070の6700ptの間に位置し、RTX 3070に対しては5%上回り、RTX 3060に対しては1.7倍程度向上となります。そのため、RTX 3060から買い換えた場合には満足の行く性能を発揮する場面も多いと考えられます。

PCIeのレーン数に関してはPCIe Gen5なのかGen4なのかは明らかにされていませんが、仮にGen4のままだとすれば帯域幅は半分に減ってしまうため、1080pであればほとんどのゲームは問題なくプレイできますが、1440p解像度を超え始めると帯域幅を起因とするパフォーマンス減少が顕著に見られそうです。ただ、この点はRTX 4060では現行の16倍大容量なL2キャッシュを搭載することで帯域幅減少によるデメリットを打ち消すことを考えての判断かもしれませんので実際のゲーミングベンチなどを見てみないとわからない点でもあります。

ただ、もしこのAD106 GPUがPCIe Gen5対応であれば8レーンでも速度的にはPCIe Gen4の16レーンと同じになるためGen5対応環境で運用する場合に限り帯域幅が問題になることは無いと考えられますが、この場合ですとPCIe Gen4やGen3まで対応する環境の場合、GPU本来の性能を発揮できないこととなりますので環境によっては扱いづらいGPUとなる事が確実です。

 

GeForce RTX 4060に搭載されるAD106に関してはKopite7kimi氏はnot very strongとあまり性能が高くないニュアンスでつぶやいていますが、RTX 3060に対して最大1.7倍の向上が見られるため、歩留まりのためにコア数などが減らされてもRTX 3060の1.5倍程度、RTX 3070並の性能ということでミドルレンジモデルとしてはかなり競争力があるモデルと言えそうです。

ただ、心配なのはPCIeのレーン数でこれがPCIe Gen4対応の8レーン化であれば3年以内にマザーボードを新調したユーザーは救われますが、PCIe Gen5対応の8レーン化だった場合はAlder LakeやZen 4対応マザーボードを持つ限られたユーザーのみフルで対応できるということとなり大多数のミドルレンジPCを持つユーザーからはそっぽを向かれる可能性が高いのでNVIDIAの常識的な対応に期待したいところです。。。

AMDがRadeon RX 6500 XTでPCIe Gen4の4レーン化を行ったためあまり売れていないGPUとなっていますのでその失敗をNVIDIAが繰り返さないでほしいですね。

 

PS5も6000円値上げされますので、Amazonで買えるかは分かりませんが、欲しい人は早めにエントリーする事がオススメです。

 

 

 

 

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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