GeForce RTX 5060 Ti の最終スペックが登場。 RTX 4060 Ti から動作クロックはほぼ変わらず。

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GeForce RTX 5060 Ti の最終スペックが登場。 RTX 4060 Ti から動作クロックはほぼ変わらず。

NVIDIAはミドルレンジモデルの上位モデルとしてラインアップされるGeForce RTX 5060 Tiを4月中旬以降に発売すると言われており、既に一部のスペック情報は有名なリーカーより明らかにされていましたが、発売まで1か月と言うことでNVIDIAは同グラフィクスカードの最終スペックを決定しAIBに通知したようで、そのリーク情報がVideocardzから明らかになりました。

GeForce RTX 5060 TiはGeForce RTX 5000シリーズとして初投入となるミドルレンジ向けGPUのGB206 GPUを採用し、CUDAコアは合計4608コアとなります。また、動作クロックはベースクロックが2407 MHz、ブースト時の最大クロックが2572 MHzに設定されるとのことです。

VRAM仕様はGB206 GPU自体、最大128-bitまでのバス幅しかサポートしませんが、GDDR7へアップグレードされることで速度は28Gbpsまで向上し、帯域幅は448 GB/sに達すると見られています。VRAM容量は8GBまたは16GBの2モデル構成で登場予定となっています。

消費電力は8GB、16GBモデル共に180Wに設定される見込みのほか、電源コネクターには12V-2×6のほかにAIBがPCIE8pinを選択することも許可されているとのことです。

スクロールできます
グラフィックスカード
モデル
GeForce RTX 5060 TiGeForce RTX 4060 Ti
内蔵GPUGB206AD104
クラスミドルレンジミドルレンジ
CUDAコア数4,6084,352
ベース クロック2.41 GHz2.31 GHz
ブースト クロック2.57 GHz2.54 GHz
VRAM仕様28 Gbps GDDR718 Gbps GDDR6
VRAM容量8GB / 16GB8GB / 16GB
バス幅128-bit128-bit
帯域幅448 GB/s288 GB/s
TDP180W165W

GeForce RTX 5060 Tiのスペックは先代のRTX 4060 Tiに対して性能に大きな影響を与えるCUDAコア数は約6%増とかなり少なく、動作クロックもベースクロックは0.1 GHz、ブーストクロックは0.03 GHzと同等レベルに収まっています。ただ、帯域幅は288 GB/sから488 GB/sと1.6倍近く向上しているためRTX 4060 Tiに対して10~20%近い性能向上が期待できるものの、上位モデルのRTX 4070との間には30%近い性能差が存在するため、RTX 4070並みの性能まで達することは不可能と考えられます。

また、ほかのRTX 5000シリーズと同様に供給量がかなり少なくなる可能性のほか、GDDR7化などによりコストが高騰しているためRTX 4060 Tiより販売価格が高騰しやすく、コストパフォーマンスの観点ではRTX 4060 Tiより劣る可能性もあるのですが、レビューでまた低めの評価となってしまうのか、販売価格が見直され高い評価を得ることが出来るのか今後注目を集めそうです。

関連商品
ソース

NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti final specs confirmed: GB206 GPU, 16/8GB GDDR7 and 2.57 GHz boost | Videocardz

https://videocardz.com/newz/nvidia-geforce-rtx-5060-ti-final-specs-confirmed-gb206-gpu-16-8gb-gddr7-and-2-57-ghz-boost

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
幼い頃から自作PCなどに触れる機会があり、現在は趣味の1つに。
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コメント

コメント一覧 (4件)

  • 殿様商売になってコストカットし過ぎて新製品なのに性能がいつもより伸びてない。原価より高価格設定にしメーカーにも利益がほぼない状況を考えるとGeForceが一旦シェア奪って分からせるしかない。最新のGeForceはとても評価が有名海外評論家の中でも良いからしばらくGeForceの方が売れた後にRTXは値下げせざるおえない状況になるだろう。売値より原価が安いから値下げしてもNvidiaとしてはあまり痛くないが振り回されるメーカーは大変そう。このに年間でかなりGeForceにシェアを奪われ次の新製品はもう少しまともな値段と技術レベルに進化するだろう。

  • GeForceではなくRadeonがシェア奪うの書き間違い。ここに出てくるGeForceはRadeonの意味でほぼ書いてる。コメントの編集機能が欲しい

  • 短い目で見たら、ぶっちゃけ緑にとってAI需要が無くならない限り痛くも痒くもないかもしれない
    でもゲームが赤に最適化されやすくなる、開発規模が大きくなる、ROCmが実用的になる、個人・小規模の研究用に使われ始める、ROCmが普及する、データセンター向けの需要が伸びる、相対的に緑の需要が下がる、コンシューマー・エンタープライズの両方が不振、ようやくここで焦り始めるレベルじゃないかな
    40シリーズでもそうだったが緑の16GBモデルは生成AIで一定の需要があるらしい
    どこかCUDAの独禁で裁判起こしてくれないかな、CUDAなかったらコンシューマー向けなんてシェア2割以下が妥当よ

  • 最近やたらRadeon持ち上げてる奴いるけど
    1世代少し売れた程度じゃシェアなんて大して変わらんよ
    ミドル帯に必要な付加価値の部分でNVIDIAに完全に負けてるし
    今後もNVIDIAが高シェア率を維持する可能性の方が遥かに高い

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