IntelのE-Coreのみ搭載のXeon『Clearwater Forest』は最大288コアに。L3キャッシュも大容量化でEPYCに対抗

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IntelのE-Coreのみ搭載Xeon『Clearwater Forest』は最大288コア。L3キャッシュ大容量化で多コア版のEPYCに対抗

IntelではE-Coreのみで構成されたXeonとしてSierra Forestを2024年中に投入予定としています。このSierra ForestではMeteor Lakeなどに搭載されるCrestmontアーキテクチャーを多コア化し最大144コア搭載すると言われていますが、Sierra Forestの次世代モデルであり、2025年に投入が計画されているClearwater Forestと呼ばれるCPUの情報が一足先に登場しました。

Clearwater ForestについてはMeteor LakeのE-CoreそしてSierra Forestで搭載されるCrestmontアーキテクチャーを引き続き採用するようです。しかし、Clearwater ForestではSierra ForestのE-Core構成である96コアx2から96コアx3の合計288コアにコア数が増やされる方向になるようです。

内蔵されるCPUアーキテクチャーはCrestmontの小変更に留まる方向にはなっていますが、L3キャッシュ容量などは巨大なものを搭載する予定で、IPCなども大きく向上が見込まれるようです。

サーバー・データセンター向けCPUにおいてIntelはAMDのEPYCシリーズに押され気味で、2023年にIntelは最大60コアのSapphire Rapidsを投入しましたが、AMDでは最大96コアを内蔵するEPYC Genoaと、最大128コアを内蔵するEPYC Bergamoの2つのCPUを投入しています。また、AMDでは2024年にはZen5アーキテクチャーをベースに、最大192コアのEPYC Turin-Denseの投入を計画していますが、Intelではこれに対抗する一つのCPUとしてE-Coreのみで構成されたSierra Forestを2024年に投入する事を計画しています。また、AMDも順調にコア数を増やす事が考えられるため、Intelではこの動きに対抗するためにClearwater Forestの投入を2025年に行う予定です。

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