PlayStation 5用の上位コントローラー「DualSense Edge」の新型番「CFI-ZCP2」が、米FCCの認証データベースに登録されたことが明らかになりました。
発売から3年半で初の改訂。EU電池規則の適用開始は2027年2月18日
DualSense Edgeは2023年1月26日に発売され、交換式のスティックモジュールやボタンのリマップ、トリガーの引き代調整に対応するPS5・PC向けコントローラーです。国内の希望小売価格は当初29,980円(税込)でしたが、2024年9月にPS5本体と周辺機器の希望小売価格が一斉に引き上げられ、現在は34,980円(税込)で販売されています。型番は発売以来CFI-ZCP1のままで、少なくとも型番上は3年半にわたって改訂されていません。
今回FCCに登録されたCFI-ZCP2は、この現行型番から1つ進んだ番号にあたります。ただし、内部・外観写真や取扱説明書などの一部資料は2027年1月31日まで非公開に設定されており、現時点では型番以外に変更内容を読み取れる情報はなく、ソニーからの発表もありません。
改訂の背景として考えられるのがEU電池規則で、2027年2月18日からは携帯型電池を組み込んだ製品に対し、市販の工具でユーザー自身が電池を取り外し・交換でき、原則として専用工具を必要としない設計が求められます。任天堂はこの期限に合わせ、2026年6月にNintendo Switch 2と一部周辺機器について、ユーザーがバッテリーを交換できる改訂版を欧州で順次投入すると公表しており、対応版を出さない初代Switch系は2027年2月中旬に欧州での販売を終了します。FCC資料の一部がこの適用開始直前に公開されることも踏まえると、CFI-ZCP2もEU電池規則への対応を目的とした改訂である可能性が高いと考えられます。
通常版DualSenseでは「電池交換式」は全世界展開?
2025年10月には通常版DualSenseの改良版がバッテリー交換に対応すると報じられていましたが、実際に登場したCFI-ZCT2Jは電池が別部品に変わっただけで、工具なしで交換できる構造にはなっていません。変更の中心も基板の刷新やノイズキャンセリング用マイクの省略で、目に見える改善は改良版PS5 Proへの同梱にあわせて連続稼働時間が10時間程度から15時間超へ延びた点にとどまっていました。
ただ、通常版DualSenseでは電池交換対応そのものが実現しなかったのに対し、今回はEU電池規則がユーザーによる電池交換を求めるため、CFI-ZCP2では電池まわりの設計変更が改訂の中身になる可能性があります。
なお、任天堂はEU向けに専用の製品コードを用意して現行品と分けたのに対し、ソニーはCFI-ZCP2について米国のFCC認証も取得しています。そのため、CFI-ZCP2はEU限定ではなく、世界共通で現行品を置き換えるモデルになる可能性があります。
現時点では変更内容は不明ですが、FCCでは取扱説明書や内部・外観写真が2027年1月31日に公開予定となっているため、遅くともこの時期には新しいDualSense Edgeの詳細が見えてくると考えられます。


