Intel Core Ultra 9 185Hのベンチマークが登場。同じ45W帯のCore i9-13900Hより劣る性能に

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Intel Core Ultra 9 185Hのベンチマークが登場。同じ45W帯CPUのCore i9-13900Hに劣る性能

Intelでは2023年12月14日にCore Ultraシリーズの内、ミドルレンジとハイエンドモデルのCore Ultra 5とCore Ultra 7の2モデルを搭載したノートPCのリリースを計画しており既にベンチマークなどのリーク情報が登場しています。また、2024年には最上位モデルとなるCore Ultra 9 185Hの投入を計画していますが、今回このCore Ultra 9 185Hのベンチマークが判明しました。

このCore Ultra 9 185Hは6P+8E+2LPEの合計16コア、22スレッド構成で動作クロックは最大5.1 GHzでの動作する仕様になっていますが、TDPは他のCore Ultra 7の28Wとは異なり45Wに設定されています。

ベンチマークはHXL氏から登場しており、使われているノートPCはサムスン製のものと見られています。写真ではCPU-Zの画像とCPU本体、そしてCPU-Zベンチマークの結果が掲載されています。

CPU モデルシングルスレッドスコアマルチスレッドスコア
Core i9-13900H8608866
Core Ultra 9 185H7678096
Ryzen 9 7940HS6707680
Core i7-13800H7957103
Ryzen 7 7840HS6556971
Ryzen 9 6900HX6106440
Core i5-13500H7326428
Ryzen 5 7640HS6605347
Ryzen 5 6600H5864641

CPU-Zのベンチマーク結果ではシングルコアが767ポイント、マルチコアが8097ポイントを記録しています。このスコアはノートPC向けCPUとして上位モデルでCore Ultra 9 185Hと同じTDP 45Wに設定されたCore i9-13900Hに対して9%劣る性能になっています。ただ、今回のベンチマークはES品で計測が行われているため、市販される際には少なくとも同等以上の性能にはなると見られています。

また、AMD製CPUとの比較ではRyzen 9 7940HSに対してシングルコア性能は15%優れており、マルチコア性能も5%優れるなど高い性能を発揮しています。

このCore Ultra 9 185Hは2024年第1四半期以降に本格的な投入が行われる計画ですが、最上位モデルのCPUと言う事で一部のゲーミングノートPCやクリエイター向けノートPCなど限られたモデルにのみ搭載されると見られています。

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