ハンドヘルド型のゲーミングデバイスを製造・販売するAYANEOが新製品を発表。ハンドヘルド型のゲーミングデバイスとして世界初となるディスクリートGPUを搭載する『AYANEO NEXT 2』を発表しました。
世界初ディスクリートGPU搭載のAYANEO NEXT2発表
AYANEOでは最近、AMDのMendecino APUを搭載したAYANEO AIR PlusやRyzen 6000シリーズAPUを搭載したAYANEO 2などラインアップを豊富に揃えて来ていますが、AYANEOが発売するハンドヘルド型のゲーミングデバイスの中で最上位モデルとなるAYANEO NEXT 2を発表しました。
このAYANEO NEXT 2で最大の特徴はハンドヘルド型のゲーミングデバイスとしては世界初となるディスクリートGPUを搭載している点となっています。ディスクリートGPUとしてはAMDのモバイル向けRadeon RX 6000シリーズとRyzen 6000シリーズCPUの組み合わせか、Intel Arc Alchemist GPUとAlder Lake系CPUを組み合わせとなっています。
サイズとしてはAYANEO 2などと比べると巨大化しており、Steam Deck並みになっていますがこれはディスクリートGPUを搭載するなどが原因と見られています。
AYANEO NEXT | AYANEO 2 | AYANEO NEXT II | Steam Deck | |
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CPUモデル | Ryzen 7 5800U Ryzen 7 5825U |
Ryzen 7 6800U | Alder Lake-U Ryzen 6000U |
AMD Van Gogh |
CPU動作クロック | 8C/16T @ 4.4 GHz | 8C/16T @ 4.7 GHz | TBC | 4C/8T @ 3.5 GHz |
GPU | Radeon Vega 8 2.0 GHz (iGPU) |
Radeon 680M 12 CUs 2.2 GHz (iGPU) |
Intel ARC Alchemist (dGPU) AMD Radeon 6000 (dGPU) |
8 CUs 1.6 GHz |
メモリー | 16GB LPDDR4X-4266 32GB LPDDR4X-4267 |
LPDDR5-6400 | 不明 | 16GB LPDDR5-5500 |
ストレージ | 最大2TB NVMe | 最大2TB NVMe | 不明 | 最大512GB NVMe |
ディスプレイ | 7″ 1280×800 IPS | 7″ 1280×800 IPS | 不明 | 7″ 1280×800 IPS |
バッテリー容量 | 47 Whr | 不明 | 不明 | 40 Whr |
重量 | 720 g | 不明 | 不明 | 669 g |
寸法 | 26.7 x 11.2 x 3.0 cm | 不明 | 不明 | 29.8 x 11.7 x 4.9 cm |
価格 |
$1315~$1565 |
不明 | 不明 |
$399~$649 |
発売日 | 2022年2月 | 2022年末まで | 不明 | 2022年2月 |
Steam Deck登場前からニッチな市場としてこのようなハンドヘルド型ゲーミングデバイスは出現しており、RDNA 2を搭載するRyzen 6000シリーズ登場以降、様々なメーカーが強力なAPUを搭載しゲーミングパフォーマンスを上げたモデルの発売を進めています。ただ、今回出現したAYANEO NEXT 2は一歩進んでディスクリートGPUを搭載したという事でRyzen 6000シリーズを搭載するモデル以上に高いパフォーマンスが期待でき、最新鋭のゲームであってもハンドヘルド型デバイスとは思えないようなパフォーマンスが見られるかもしれません。
ただ、筐体の大きさはSteam Deck並みとの事ですのでバッテリーの持ちや排熱によるサーマルスロットリングが起きないかなど気になる所も多いですが、ひとまず発売後のレビューが見て見たいですね。
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