AMDが開発中の次世代ノートPC向けAPU「Medusa Point」が、Geekbenchデータベースに三度目の登場を果たしました。10コアで動作クロックは2.00GHzと低めながら、現行の10コアAPUの「Ryzen AI 9 365」を大きく上回るスコアを記録しています。
Zen 6 Medusa PointがGeekbenchに3度目の登場。性能はさらに向上
AMDは2027年初旬にZen 6世代のRyzenを投入予定で、この中でノートPC向けAPUとしてラインアップされるMedusa Pointはこれまでに何度か10コアのES品を用いて計測されたGeekbench結果が登場しています。ただ、当時はES品の初期段階だったためかスコアは非常に低い状態でしたが、今回再び10コアのES品のベンチマークに登場していますが、性能が大きく向上したベンチマーク結果が登録されていることが明らかになりました。
現行10コアのRyzen AI 9 HX 365を22%上回る性能に

Geekbenchに登録されているZen 6 Medusa Pointは性能重視のコアを4基、効率重視のコアを6基で構成されており、初登場時はシングルコア1,210、マルチコア7,323、2回目に登録された際はシングル2,300、マルチ13,002まで伸びていました。しかし、今回登録された結果ではさらに性能は向上し、シングルコア3,174、マルチコア15,092が記録されています。
| CPU | Geekbench 6 シングル | マルチ |
|---|---|---|
| Medusa Point(10コア、ES) | 3,174 | 15,092 |
| Ryzen AI 9 365(10コア、現行) | 2,470 | 12,407 |
| Ryzen AI 9 HX 370(12コア、現行) | 2,605 | 13,396 |
今回記録されたスコアは現行の10コアモデルのRyzen AI 9 365に対してシングルコアでは約29%、マルチコアでは約22%上回っています。なお、動作クロックはGeekbench上では2.0 GHzと表示されているものの、ブーストクックなどは正しく把握できていない状態です。ただ、既にかなり高い水準の性能に達しているため、正式なブースト仕様が判明すればこの差はさらに広がる可能性があります。
今回登録されたZen 6 Ryzen(Medusa Point)は主にノートPC向けに投入される予定で、正式発表はデスクトップ向けZen 6 Ryzen (Olympic Ridge)と共に2027年1月開催のCES 2027で行われる見通しのため、年末にかけて仕様が明らかになっていくと考えられています。


