AMD Ryzen Threadripper Pro 5000シリーズ各モデルの詳細仕様が出現

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AMDのRyzen Threadripper Pro 5000シリーズについては2022年1月に開催されるCES2022にて発表が行われ、2022年3月8日に発売開始がされる予定となっていますが、今回このRyzen Threadripper Pro 5000シリーズとして登場する各モデルの詳細仕様が出現しました。

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2022年3月発売、Ryzen Threadripper Pro 5000シリーズの詳細仕様判明

AMD Ryzen Threadripper Pro 5000 CPU Specs Leak Out: 5995WX Flagship With 64 Cores, 280W TDP, 256 MB Cache & Up To 4.55 GHz Clocks (wccftech.com)

AMDのRyzen Threadripper Pro 5000シリーズに関しては何度も延期が行われていましたが遂に発表と発売日が確定したようで、発表はCES2022で、発売は2022年3月8日に行われる予定となっていますが、今回Igor’s LABが独自のソースよりRyzen Threadripper Pro 5000シリーズに関する情報を入手したようで、最大ブーストクロックや、各動作クロックでの消費電力量など詳細仕様が明らかにされています。

最大動作クロックは4.55GHz、CCD8基搭載するモデルはTR PRO 5995WXのみ

Ryzen Threadripper Pro 5000シリーズでは計5モデルのCPUが導入される予定となっており、共通の仕様としてはCPU2基までサポートし、DDR4 3200MHzまで対応し、最大ブーストクロックは全モデル4.55GHzで、最大TDPは280Wに設定されるようになっています。

各モデルの仕様では最上位モデルのTR Pro 5995WX (100-000000444)では64コア128スレッドを搭載し、256MBのL3キャッシュを持つモデルとなっています。このモデルが唯一8基のCCDを持つモデルとなっています。P-State毎の動作クロックと消費電力では、2.7GHz動作時に255W、2.25GHz動作時は229W、1.8GHzで212W、550MHzで168Wと総じて高い消費電力になっています。

TR Pro 5975WX(100-000000445)では32コア64スレッドを持ち、L3キャッシュは128MBという事でCCDは4基搭載したモデルになっています。動作クロック毎の消費電力では3.6GHzで260WとTR Pro 5995WXの中では最も消費電力が高く、2.7GHzで190W、1.8GHzで159W、550MHzで138Wとなっています。

TR Pro 5965WX (100-000000446)では24コア48スレッドを持ち、L3キャッシュは128MBという事でCCDは4基ですが、それぞれのCCDには6コアのみ有効にされたダイを搭載したモデルになっています。動作クロック毎の消費電力では3.8GHzで235W、2.8GHzで171W、1.8GHzで142W、550MHzで124Wとなっています。

TR Pro 5955WX (100-000000447)は16コア32スレッドを持ち、L3キャッシュは64MBという事でCCDは2基搭載したモデルになっています。CCDの数やコア数で言うとRyzen 5950Xと同じになりますがPCIeのレーン数など多くの仕様が異なります。

動作クロック毎の消費電力では4.0GHzで195W、2.9GHzで195W、1.8GHzで152W、550MHzで119Wとなっています。

TR Pro 5945WX (100-000000448)では12コア24スレッドとなっており、こちらはCCD2基を搭載し、各コアには6コア有効にされた状態となっています。動作クロック毎の消費電力では4.1GHzで170Wと動作クロックが最も高く、2.94GHzで138W、1.8GHzで121W、550MHzで112Wとなっています。

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なお、ソケットに関してはRyzen Threadripper Pro 5000シリーズもRyzen Threadripper 3000シリーズと同じ、sWRX8ソケットを採用しているため、Ryzen Threadripper 3000シリーズ対応マザーボードを持っており、マザーボードメーカーからBIOSアップデートが提供されればRyzen Threadripper Pro 5000シリーズへの対応も可能になります。

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この記事を書いた人

『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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