AMD RDNA5は完全新規のアーキテクチャーに。GPU業界にZen並の衝撃を与える事を目指す?

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【リーク情報確度:2】

目次

AMD RDNA5は完全新規のアーキテクチャーとして開発中。GPU業界にZen並の衝撃を与える事を目指す?

AMDでは最新世代はRDNA3アーキテクチャーを採用したRadeon RX 7000シリーズを投入していますが、NVIDIAのGeForce RTX 4000シリーズに対して性能面、そしてコストパフォーマンスの観点でも上回ることができておらず直近の決算ではGPUなどを扱うゲーミング部門の収益が大きく減り、AMD自身も少なくとも2024年通期で非常に低いパフォーマンスを想定しています。

また、AMDが2024年末から2025年初頭に投入を予定しているRadeon RX 8000シリーズ向けにレイトレーシング関係のコアを刷新するRDNA4を開発中なもののハイエンドモデルは投入せず、主にミドルレンジモデルのみ投入するなどラインアップを大幅縮小すると言われていますが、AMDではこの次に投入が予定されているRDNA5でアーキテクチャーを完全刷新し、Zen並の衝撃を与える事を目指しているというリークが登場しました。

Chiphellで実績があるリーカーによると、RDNA3アーキテクチャーは失敗作だったとのことで、GPU自体が当初計画していた性能に未達で性能を上げるために動作クロックを無理やり上げるなど電力効率も悪化すると言った悪循環に陥っていたとのことです。また、開発費を下げるためにサーバー・データセンター向け製品のInstinct向けに開発された技術を活用して192 MBのInfinity Cacheを搭載する計画もあったようですが、こちらも投入中止になったようです。

ただ、AMDではRDNA3で失敗した部分をRDNA4で改良することを計画していますが、抜本的な性能向上が難しいことからRDNA4の後継となるRDNA5では完全新規アーキテクチャーとして開発を進めているようです。このRDNA5の詳細はまだ不明ですが、CPUで失敗作だったExcavatorアーキテクチャーからZenに切り替えられた時の様に業界内に衝撃を与えるべく新規開発で進めているとのことで、パフォーマンスと電力効率の両立でNVIDIAに対抗するようです。また、このRDNA5でアーキテクチャーを完全刷新するため、RDNA4を搭載するRadeon RX 8000シリーズではミドルレンジのみにラインアップが絞られる事にも繋がっているるようです。

なお、AMDのGPUはNVIDIAと比べるとAI対応が遅れている状況ですが、RDNA5に合わせてAI用途での性能や利便性向上も計画中で、ROCmはXilinxが開発担当するなどAI分野でも大幅なテコ入れを行うことも計画しています。

このRDNA5の投入時期は早くても2025年末、遅ければ2026年初頭ごろに予定されているためまだまだ先になりますが、AMDが莫大な開発費をかけて新規アーキテクチャーを構築するという事はゲーミング向けセグメントではまだまだ戦うという意思表示とも言えます。

コメント

AMDのRadeonなどゲーミングGPUについては直近の決算で悲惨な結果だったため、下手したら開発規模が今後縮小されるのではないかと思っていましたが、どうやら立て直してNVIDIAに再挑戦するという作戦のようです。また、このRDNA5は登場時期的には次世代PlayStationやXboxの登場時期にも近いため、もしかしたらこれらの製品への搭載も目論んで開発を進めているのかもしれません。どちらにせよ、ゲーミングGPUがNVIDIAだけになっては性能向上が止まり、価格高騰に歯止めがかからない状況にもなりかねないのでAMDがこのセグメントで戦い続けてほしいところです。

ソース

[显卡] 好久没来,说点rdna5的一些消息 | Chiphell

https://www.chiphell.com/thread-2604112-2-1.html

補足情報

RDNA5は完全新規のアーキテクチャーで作られるAMDのゲーミング用GPUアーキテクチャーで、2025年末から2026年ごろの投入が予定されています。

製品ジャンルメーカー製品名発売予定時期
GPUAMDRDNA52025年末~2026年

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