AMDが開発中止したRDNA4のハイエンドGPUは合計216コア構成だった模様

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AMDが開発中止したRDNA4搭載のハイエンドGPUは最大216基のCompute Unitを搭載予定だった?

AMDでは2024年に次世代グラフィックスカードとしてRDNA4アーキテクチャーを搭載するRadeon RX 8000シリーズの投入を計画していますが、現時点で噂されているラインアップはエントリーからミドルレンジ向けで、NVIDIAのGeForce. RTX 5090に対抗するハイエンドモデルは投入が計画されたものの、最終的には中止されたと言われています。

ただ、このAMDが計画していたRadeon RX 8000シリーズのハイエンドモデルについて現行の最上位GPUのRadeon RX 7900 XTXを大きく上回るCompute Unit(CU)を持つ超高性能モデルだった可能性が出ています。

AMDのRDNA4 GPU関係のLinuxパッチをデータマイニングしたKepler_L2氏によると、この中にRDNA4系であるRadeon RX 8000シリーズのシェーダーエンジンの搭載数と見られる記載があり、最上位モデルのNavi 4XまたはNavi 4Cについては9つのシェーダーエンジンを搭載していた可能性が出てきています。このシェーダーエンジン数は現行の最上位モデルであるRadeon RX 7900 XTXの6つから50%増えており、仕様だけ見ても大幅なスペックアップになっています。

RDNA4ではRDNA3と同じシェーダーエンジン構成を踏襲するのかは不明で、内包されるCU数も同じとは限りませんが、仮にRDNA3ベースであれば9つのシェーダーエンジン搭載は合計180基以上のCU搭載となります。また、AMDの情報を知っていると思われる関係者からの指摘で、RDNA3とRDNA4では構成が異なっており、実際のCUは216基程度になっていた可能性があるようです。

この9つのシェーダーエンジンについては過去にリーカーのMoore’s Law is DeadがAMDの最上位GPUのNavi 4Cのダイ構成の資料で紹介していましたが、AMDではかなり本気でハイエンドGPUに付いて検討していたことが伺え、2024年に投入されるRDNA4アーキテクチャー搭載のRadeon RX 8000シリーズではお蔵入りということになりましたが、その後投入されるRDNA5搭載のRadeon RX 9000シリーズでは再びハイエンドモデルが投入される可能性があります。

コメント

AMDのRadeon RX 8000シリーズではハイエンドモデルは投入が見送られていますが、もし仮に投入されていたとすれば200基のCUを超えているためRDNA4の実力次第ですが、少なくともGeForce RTX 4090は超えられ、2024年下半期に登場するGeForce RTX 5090にも迫る性能が期待できそうでした。しかし、チップレット構造を多く取り入れた設計など野心的な計画であったことも相まって開発は中止されているため、我々消費者がこの製品を見れないのは残念です。ただ、ここで検討された材料はRDNA5世代のRadeon RX 9000シリーズに活かされる可能性は高いため、もしかしたらRX 9000シリーズの最上位モデルでNVIDIAのハイエンドモデルに対抗したモデルが登場するかもしれません。

補足情報

AMD Radeon RX 8000シリーズは2024年下半期以降に投入されるAMDのグラフィックスカードで、GPUにはRDNA4アーキテクチャーが採用されます。ラインアップはRadeon RX 5000シリーズの時のようにエントリーからミドルレンジのみとなり、ハイエンドモデルについては計画はされていたものの、投入が見送られています。

製品ジャンルメーカー製品名発売予定時期
GPUAMDRadeon RX 8000シリーズ2024年下半期

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