AMDがソケットAM5向けにEPYCを投入へ。EPYC 4004シリーズと言う名称に

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AMDがソケットAM5向けにEPYCを投入。EPYC 4004シリーズと言う名称でX3Dバリアントも登場

AMDのEPYCについてはサーバー・データセンター向け製品としてコンシューマー向け製品に比べて多コア化を行い、ソケットも大型で互換性のない専用のものを備えていますが、AMDではコンシューマー向けのソケットAM5向けにEPYCシリーズを投入する予定のようです。

現行のZen 4アーキテクチャーを採用するEPYCラインアップはソケットSP5およびSP6向けにEPYC 9004と8004シリーズが投入されていますが、今回ソケットAM5向けに投入されるEPYCはEPYC 4004シリーズと呼ばれます。

このEPYC 4004シリーズではコンシューマー向けのRyzen 7000シリーズをベースとしたモデルになると見られており、コア数は最大16コアで、シングルソケットにのみ対応予定になっています。ただ、コンシューマー向けモデルをベースとしているため、サーバー・データセンター向けのEPYC 9004や8004でも投入されていない3D V-Cache搭載のX3D版も投入予定になっています。

既存のソケットAM5マザーボードに対してEPYC 4004シリーズが対応できるのかは現時点では不明ですが、EPYCとほとんどのコンポーネントを共有するThreadripperでは両者の間にマザーボードの互換性が無いため、EPYC 4004シリーズについても同様の事態が発生する可能性もありますがこの辺りは発売されてみないとわからないところと言えます。

EPYC 4004の発表は2024年6月4日から台湾で開催されるComputex 2024にて行われると見られています。

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ソケットAM5にEPYCが投入されるのは予想外なのですが、現時点ではRyzen 7000シリーズをベースとしたモデルのみ投入される様ですが、今後もしかしたらZen 4cやZen 5cを32コア搭載した製品などコンシューマー向けとは異なる仕様のCPUを投入してくる可能性があるかもしれません。

あとは既存のソケットAM5マザーボードとの互換性がどうなるかですが、ThreadripperとEPYCはほとんど同じでも両者の間に互換性が無く、サーバー向け専用にRDIMMに対応するなどの措置もあるため恐らく分けられ、EPYC 4004シリーズ対応マザーボードはコンシューマー向けよりかなり高値で売られることになると考えられます。

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『ギャズログ | GAZLOG』の編集兼運営者
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コメント

コメント一覧 (2件)

  • かつてのOpteron3200シリーズみたいな感じかな?

  • 939SocketOpteronみたいになるのか、XeonE3/E5みたいになるのか、どういった方向に舵切るんだろ?
    UDIMMのECCのみなら既存のものでもいけるから、RDIMM対応となるのか、コア数16以上に増やすならメモリ帯域ってボトルネック解消に3ch以上にしないとだと思うけどそのあたりどうするのかな?

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